日中友好の幻想
投稿者: exvoyeur 投稿日時: 2005/05/06 21:12 投稿番号: [30551 / 95793]
今回の反日デモは歪んだ日中関係の当然の帰結といえる。結局国家間の大勢はイデオロギーによって動いていく。日本がアメリカ追随の民主主義を貫き、市場経済に軟着陸したかに見える中国共産党は、実は何も変わっていないという事だ。お互いの基本的な存在基盤の理解を通り越して、似非資本主義の論理だけで日中の友好は成り立っている。孤立化しつつあるのは明らかに中国だ。体制の矛盾が露呈して、富の不均等が精神性を蹂躙したこの社会では、大きな失望が広がってきている。若者の自殺率も異常に高い。経済によって自由の味を知った統制社会は、時限付き爆弾を内包する事になる。共産党の切ったカードは、反分裂国家法であり、愛国運動に名を借りた反日、日本孤立化だ。共産党の権威が揺らぐときに、アメリカのアレルギー的反共思想は、中国にとって当面、同類の日本を敵国視する事になる。共産党の誤算は、指揮者のように思いのままに反日のトーンを制御する事だったが、収まりきらない憤懣のはけ口は、この現実を誘導した共産党にでも、日本にでもどちらでも良かったのだ。はっきりしているのは、憎しみは創り上げられるという事だろう。
これは メッセージ 1 (nono7370 さん)への返信です.
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