二宮尊徳翁夜話 「猫鼠蛇蛙の禍福」
投稿者: sawayakanikoniko 投稿日時: 2005/05/03 21:23 投稿番号: [28819 / 95793]
翁は言われた、吉凶禍福苦楽憂歓等は相対するものだ。
なぜならば、猫が鼠をとった時は楽の極み。そのとられた鼠は苦の極み。
蛇の喜びが極まるときは蛙の苦が極まる。
鷹の悦びが極まるときは雀の苦が極まる。猟師の楽は鳥獣の苦。
漁師の楽は魚の苦だ。
世の中皆こうなっている。
こちらが勝って喜べば、あちらは負けて憂う。
こちらが田地を買って喜べば、あちらは田地を売って憂う。
こちらが利を得て喜べば、あちらは利を失って憂う。
人間の世界はみなそうだ。
たまたま仏門に入った者は、こうしたことを厭うて山林に隠れ世を遁れ世を捨てる。
これはまた世上の役に立たない。
その志も行いも尊いようではあるが世のためにならなければ賞するにたりない。わたしの戯れ歌に、
ちうちうとなげき苦しむこえ聞けば鼠の地獄猫の極楽
笑ってください。
そこであちらが喜んでこちらも悦ぶ道はないものかと考えたら、天地の道・親子の道・夫婦の道・とまた農業の道との4つがある。
これは法則とすべき道だ。
よく考えなさい。
これは メッセージ 1 (nono7370 さん)への返信です.
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