中国の反日デモ

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おっいいね、クレヨン新ちゃん

投稿者: fuyusonape 投稿日時: 2005/04/24 14:26 投稿番号: [22424 / 95793]
良かったら感想を聞かせて下さい。

中国の愛国主義について
  中国では江沢民時代に反日愛国主義教育が特に重視されたという。資本主義経済を全面的に採用した共産党政権に対する批判をかわすためだとか、所得格差の拡大などから発生する社会的不満をそらせるためだとかいった解説が見られる。しかし十年やそこらで「愛国主義」が確立すると思ったら大間違いである。だから今回のデモについて言われる「愛国主義」も、付け焼き刃の上滑りな印象であるという見方もある。デモ自体がお粗末きわまりないのは、世界中が見ていることである。

  しかし愛国主義そのものは将来、共産党政権が民主的な方向に変わったり、政権交代が起ったりしても洗練されて生き続けるに違いない。中国では三国志の時代は言うに及ばず、唐の末期五代や清朝末期など分権化傾向が現われたこともあったが、その都度中央集権的統一国家へと帰っていった。なにしろあれだけの多民族国家である。中国の「愛国主義」は好むと好まざるにかかわらず、国家統一を維持するためのイデオロギーとして生き残るに違いない。

  台湾問題もまた、この観点から考える必要がある。3月に成立した「反国家分裂法」と4月に入ってからの「反日デモ」はある意味ではつながっている。だから胡錦濤主席は小泉総理への五つの提案の中に台湾問題を入れていたのだろう。日本としても、少なくとも10年先、20年先を見据えた対中国政策が必要である。ただ、靖国の問題は外国からどうのこうの言われる以前に、日本人としてこれで良いのかという問題がある。私達自身の過去の戦争の責任者に対するスタンスが問われるからである。

  日本の愛国教育も長いスパンで考えなければならない。美化した歴史ばかり学んでいては愛国主義者は育たない。戦前の美しいウソに満ちた皇国史観教育を受けた日本人が、戦後どうなったか見てきたとおりである。日本は前の戦争について深く反省し、過ちを繰り返すまいと決意した。そして60年間、とにかく戦争はしなかった。しかしまだ一発も攻撃の弾丸は撃っていないものの、イラクをきっかけに他国の戦争に参加するまでになった。見ようによっては、イラクで奪われた外交官やジャーナリスト達5人の命は、この参加がなければ失われなかった筈だから、戦争参加の犠牲者まで出してしまったと言えるかも知れない。

  いままで日本の反省は、原爆や東京空襲のような「戦争をして多くの大切なものを失った被害者の立場」に偏っていて、加害者としての自己反省がやや物足りないと思われてきた節がある。そんな日本が自衛隊という武装した部隊を海外に出しているという事実は、かつて国土を侵略され、蹂躙された国からすれば、キナ臭く感じるのは当然だろう。特に歴史の加害的な記述を減らしたり、美化したりする教科書が「検定」を通ったり、暴言政治家がお咎め無しでいられることに対して、苛立つのも当然である。元首の靖国参拝もそんな脈絡で捉えられているのである。

  今回小泉総理が、村山元総理の発言を引用したことには大きな意味がある。胡錦濤氏が言ったように、後は行動で示すことである。
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