中国の反日デモ

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>日中の歴史

投稿者: tohodar2000 投稿日時: 2005/04/24 03:39 投稿番号: [21965 / 95793]
  それは、中国の中華思想を知らないとピンとこないかもしれません。

  中華思想とは、自身を華、つまり文明先進国、文明を持たない周辺の国を蛮、つまり未開国と捉える思想です。
  中国の歴代王朝は常に周辺の騎馬民族の圧迫に頭を悩まされてきました。ただ、唐朝ぐらいまでは圧倒的な国力と先進性で優位を保っていたのでさほど問題ではありませんでした。

  しかし、北宋時代、当時国教となっていた儒教の思想に変質が生まれます。儒教は本来、年長者を敬うといった礼節を説いた思想ですが、それが漢の時代に国教になってから、上下の縦関係を維持する王朝の維持装置に利用されるようになりました。ただ、それだけならばまだ国内ですむ話です。
  それが、北宋時代、相対的に外圧が強くなってきてから、その思想を外の世界にも適用するようになりました。それが、冒頭の中華思想で、もともとは外圧に対抗するための自己防衛から生まれた思想です。

  学問的には朱子学になるのですが、周りを卑下することで自身の力を確固させる、気位の高い思想です。
  この自意識過剰な思想は、物事を客観的に、またはありのままに把握する思考力を奪い、物事をとかく観念だけで捉える傾向を生みます。今の情勢にあてはめると、現在の日本の現況を知らずに、日本は過去に戦争を仕掛けた悪い国だ、だから日本のやること(常任理事国入り)はすべて悪いはずだ、という考えてしまいます。

  この朱子学は、国の体制として、その後の明朝、清朝とずっと受け継がれてきました。
  儒教は基本的に人治主義ですから、治める側の裁量によって良くも悪くもなります。基本的に権力を法ではなく人に委ねてしまうのはよい結果を生みません。時の官僚たちは、公の特権をテコに権力を私的に流用してしまい、政治の腐敗と退廃が蔓延しました。
  その結果として、中国は19世紀のの近代化の波に乗れず、欧米列強の帝国主義の餌食になります。

  前世紀の初め、辛亥革命によってようやく民衆の国家(中華民国)が生まれましたが、国を治める側にまわった者たちはとたんに甘い蜜(権力)を争うようになり、軍閥闘争を繰り返します。
  そのような国内の混乱に乗じ、当時の日本軍が中国支配に介入してきたわけです。
その後、日中戦争に至るわけですが、その過程でそれまで虐げられてきた農民層から共産主義を旗印に、日本軍あるいは時の権力に抵抗する運動が始まります。その首領者が、毛沢東です。彼が指揮する共産党は1949年ついに国内を統一し、中華人民共和国を打ち立てます。

  ただ、悲しいかな、中国の歴史は、下のものが上に立つと、いわゆる朱子学的な発想が頭をもたげてくるのか、下は上の言うことをすべて素直に聞くべきだ、ということで、下を飼いならし始めます。
  これも、今にあてはめると、共産党による愛国教育が悪しき典型といっていいでしょう。

  要は、現在の中国の体制は、前近代の明朝、清朝と本質的に何も変わっておらず、単に清王朝が共産党王朝に変わっただけと捉えることができます。
  現実の国際情勢を軽視して、依然として自分自身を上とするためには、相対的にどこかを下に見ないといけません。その格好の餌食がかつての侵略国、日本というわけです。
  この場合、もっと近くの国、朝鮮にはそれがあてはまりません。なぜなら、過去500年間ずっと歴代中国王朝を大華とし、同じく儒教を国教としてきたからです。
  それに対し、中国の近くにありながらずっと中華思想に背を向けてきた日本という国は、そもそも中国から見るとアウトサイダーであり、許しがたい国なんであります。

  ただ、現代のようにインターネットで簡単に国外の情勢を知るようになった中国の民衆が、今後どのような動きを見せるかは予測のつかないところですね。
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