捕鯨とクジラ保護

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Re: ローランさん

投稿者: roranjapan 投稿日時: 2008/02/04 16:22 投稿番号: [4781 / 63339]
分かりました!   砲手の話ですか。
私は拾得鯨に遭遇したことがありました。それこそどなたかが喜びそうな腐ったクジラです。
クジラが病死か自然死したものかと思っていたのですが、そのとき先輩より聞いた意外な話。これはどこかのキャッチャーボートが捨てたクジラではないかというのです。

捨てる理由
①国際捕鯨条約では捕獲してよいくじらの鯨種別体長制限があります。
国際捕鯨条約では制限体長以下のクジラは捕獲禁止。もし捕ってしまったら会社には何かのペナルティーが課せられたようです。砲手も同様。したがってクジラを捕ってから「尺たらず」と分かった場合キャッチャーボートで捨ててしまうことがある。
②砲手にはクジラの大きさによる歩合制があつたようです。大漁の時にはキャッチャーボートごとの捕獲頭数の割り当てがある場合があって、一頭ごとに標識ブイをつけて浮かして置き後で集鯨します。早く捕り終わって一息ついているところにより大きいのが見つかったらどうしても捕りたくなる。翌日の捕獲にするか、ずるい砲手なら一番小さいのを捨てて入れ替える。
これらはうわさに聞く不正行為、見つかったら大変でしょう。
その他の流失事故
標識ブイが信号を出さなくなって位置が分からなくなる。クジラが沈んで銛が抜けてしまう、頭蓋骨に当たって粉砕したものは即死して沈み銛が抜けてしまう。

肉の冷凍能力が間に合わなくていいところだけとって捨てる、そんなことをしたら即歩留まり低下、捕獲頭数割り当てが決まっているのですから事業採算にすぐ響きます。
冷凍能力を超えそうな場合にはデッキに並べて水を掛けておけば鮮度落ちもなくすぐに冷えてしまいます。

そう、キャッチャーと母船の乗組員は相互の船に乗り込んで操業を見る機会は全くといっていいくらいありません。それぞれの事情は幹部職員でさえ知らないことがあります。キャッチャーボートには職員は乗っていません。船員と砲手だけ。
私のであった拾得鯨には銛あとがなく自然死かと。
「捨てる」とは肉を捨てるのではなくて丸ごと捨てるようですよ。
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