カラスの脳の神経細胞 人より高密度
投稿者: sanba_3_sanba 投稿日時: 2008/10/24 22:38 投稿番号: [45231 / 63339]
英で確認
カラスの「道具作り」「ラグビー」「レールに小石」遊び心持つ知性も
「 東京新聞 2002年(平成14年)8月13日(火曜日)朝刊より」
同大の研究報告は今月9日、米科学誌「サイエンス」で発表された。
カラスの前にまっすぐな針金を置き、近くにフック付のえさ容器を入れた筒を持ってきたところ、カラスは針金の端を足で固定しながら曲げ、つり上げるための道具を作った。これでえさ容器をつり上げた。
「カラスはどれほど賢いか」などの著作がある唐沢孝一埼玉大学講師(鳥類生態学)も、この研究報告から、カラスの知能の高さを再認識したという。
「カラスは高度な知能が指摘されてきたが、人工物で道具を作れる動物はオランウータンやチンパンジーなど霊長類の中でも高度な知能を持つものだけで、カラスがそれらに匹敵する知能があることになる」
唐沢さんは、カラスの能力で特徴的なのは人間と同じような“遊び”の感覚があることだという。
「目的もなく電線の巻いてあるテープをはがしたり、空中でゴルフボールや小枝を落として奪い合うラグビーのような行動で仲間と遊ぶなど、無駄な行動を楽しめることが知的動物であることを証明している」
と指摘する。
カラスがくちばしでレールに小石を並べる行為も、電車が石をはじくのが面白くて始めた“遊び”ともいわれる。
ただ、「無駄」なような行動も、もともとは意味のあるものだった。「ラグビー行為は、オオタカなどの猛禽(もうきん)類に襲われた場合に備えて、先を見据えたチームプレーの訓練という見方もある。それを遊びのような行動にすること自体が、高度な知的行為です」と分析する。
また、食べきれない食料を百カ所以上の場所に隠しても、場所を正確に記憶している。さらに賞味期限に合わせて、食べに戻る貯食行為は「人間以上の記憶力を示している。瞬時に記憶する脳の仕組みがあると推測されるが、詳細はナゾというしかない。」
脳の神経細胞 人より高密度
宇都宮大学農学部機能形態学研究室ではカラスの脳を解剖して、その知能を数値的に証明している。
同研究室の杉田昭栄教授(動物神経解剖学)によると、脳1立法センチメートル当たりの神経細胞数は、ニワトリ約3,300個に対して、カラスは19,500と約6倍の密度で鳥類では傑出している。さらに、カラスの平均脳重量10グラムに2億5000万個の神経細胞があり、人間の脳の重さ1300グラムに換算すると、人間約150億個の倍以上の約325億個になる。杉田教授は「カラスの脳の質は人間に勝るとも劣らない」と潜在能力を評価する。
なぜ鳥類の中でカラスが突出して賢くなったのか。唐沢さんは説明する。
「カラスは猛禽類のように鋭いつめなど特別な武器がなく、水に潜れるわけでもない特長のない鳥だ。生き残るためには頭脳に頼るしかなかったのが郄知能化の理由だと思う。それに、お盆や正月で生ごみの量が減るなどえさが安定供給されない都市環境での生存には貯食などの学習応用能力が必要になる。生来の頭の良さに加えて、都市生活の厳しさが知能をどんどん高度化させている」
そんなカラスと人はどうつき合っていけばいいか。唐沢さんはいう。
「人間は身勝手で、トキのように数が減れば大事にする。人間の節操のない生活で、どんどん生ごみの量が増え、カラス繁殖を促している。ごみ排出量が減ればカラスの数も減り、3、40年前のカラスと人間の良い関係が復活するのでは」
「 東京新聞 2002年(平成14年)8月13日(火曜日)朝刊より」
同大の研究報告は今月9日、米科学誌「サイエンス」で発表された。
カラスの前にまっすぐな針金を置き、近くにフック付のえさ容器を入れた筒を持ってきたところ、カラスは針金の端を足で固定しながら曲げ、つり上げるための道具を作った。これでえさ容器をつり上げた。
「カラスはどれほど賢いか」などの著作がある唐沢孝一埼玉大学講師(鳥類生態学)も、この研究報告から、カラスの知能の高さを再認識したという。
「カラスは高度な知能が指摘されてきたが、人工物で道具を作れる動物はオランウータンやチンパンジーなど霊長類の中でも高度な知能を持つものだけで、カラスがそれらに匹敵する知能があることになる」
唐沢さんは、カラスの能力で特徴的なのは人間と同じような“遊び”の感覚があることだという。
「目的もなく電線の巻いてあるテープをはがしたり、空中でゴルフボールや小枝を落として奪い合うラグビーのような行動で仲間と遊ぶなど、無駄な行動を楽しめることが知的動物であることを証明している」
と指摘する。
カラスがくちばしでレールに小石を並べる行為も、電車が石をはじくのが面白くて始めた“遊び”ともいわれる。
ただ、「無駄」なような行動も、もともとは意味のあるものだった。「ラグビー行為は、オオタカなどの猛禽(もうきん)類に襲われた場合に備えて、先を見据えたチームプレーの訓練という見方もある。それを遊びのような行動にすること自体が、高度な知的行為です」と分析する。
また、食べきれない食料を百カ所以上の場所に隠しても、場所を正確に記憶している。さらに賞味期限に合わせて、食べに戻る貯食行為は「人間以上の記憶力を示している。瞬時に記憶する脳の仕組みがあると推測されるが、詳細はナゾというしかない。」
脳の神経細胞 人より高密度
宇都宮大学農学部機能形態学研究室ではカラスの脳を解剖して、その知能を数値的に証明している。
同研究室の杉田昭栄教授(動物神経解剖学)によると、脳1立法センチメートル当たりの神経細胞数は、ニワトリ約3,300個に対して、カラスは19,500と約6倍の密度で鳥類では傑出している。さらに、カラスの平均脳重量10グラムに2億5000万個の神経細胞があり、人間の脳の重さ1300グラムに換算すると、人間約150億個の倍以上の約325億個になる。杉田教授は「カラスの脳の質は人間に勝るとも劣らない」と潜在能力を評価する。
なぜ鳥類の中でカラスが突出して賢くなったのか。唐沢さんは説明する。
「カラスは猛禽類のように鋭いつめなど特別な武器がなく、水に潜れるわけでもない特長のない鳥だ。生き残るためには頭脳に頼るしかなかったのが郄知能化の理由だと思う。それに、お盆や正月で生ごみの量が減るなどえさが安定供給されない都市環境での生存には貯食などの学習応用能力が必要になる。生来の頭の良さに加えて、都市生活の厳しさが知能をどんどん高度化させている」
そんなカラスと人はどうつき合っていけばいいか。唐沢さんはいう。
「人間は身勝手で、トキのように数が減れば大事にする。人間の節操のない生活で、どんどん生ごみの量が増え、カラス繁殖を促している。ごみ排出量が減ればカラスの数も減り、3、40年前のカラスと人間の良い関係が復活するのでは」
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