Re:(狼の絶滅
投稿者: corax_lupus 投稿日時: 2008/10/15 16:36 投稿番号: [44282 / 63339]
ニホンオオカミの絶滅については原因が明確でないですが、少なくとも欧米やエゾオオカミ(牧畜技術の導入に伴う駆除)とは違って、組織的な駆除ではないですね。既に指摘されている通り、狂犬病等の病気も大きな理由でしょう。
江戸時代中期には既に珍しい生き物になっていた可能性が指摘されてます。
なお、「狼
その生態と歴史」(平岩米吉、1982)ではニホンオオカミが人を襲った例が12件しかないと書いていますが、これは「国史に書かれている例が12件しかない」とすべきであり、被害総数ではあり得ないとする指摘もあります。しょっちゅう襲われているわけではないが、全く襲われないわけでもない・・というところでしょう。
アメリカでは正常な狼に襲われた例がない、とする意見があります。平岩の意見も恐らくこれに近いものでしょう。恐らく二つの理由があり、一つは開拓時代以後の人間は銃で武装しているのが普通だったこと、もう一つは70年代あたりからオオカミの復権運動があり、高貴なる野生として過大に美化される風潮があったことに由来するでしょう。後者については、それまでの過剰に悪魔化した見方に対する反動ということでしょうが。
これは メッセージ 44275 (akkxgfm55f さん)への返信です.
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