ナチスと動物(青土社)を読んで。一部抜粋
投稿者: sanba_3_sanba 投稿日時: 2008/09/05 22:28 投稿番号: [40548 / 63339]
第1部「動物と国家社会主義の知的起源」
■P48■
ヒトラーは菜食主義者だった。作曲家リヒャルト・ワグナーに倣ってのことと考えられる。(ヒトラーは菜食主義を生涯にわたり貫いたわけではないらしい。この理由についても諸説ある。詳しくはproctor,cancer,P・134−41を参照されたい)。
政権内の数人の幹部級−たとえば、総統代理ヘスや宣伝相ゲッベルス−もこれに倣った。仏教の影響を受けた内相ヒムラーは親衛隊の幹部クラスに菜食を強制までした。(中略)
ゲッベルスによれば、総統ヒトラーはこの時点で今までにもまして肉食の悪を自覚していた。(*1942年4月26日の日記)
■P61■ナチスは、自然保護とロマン的主張という伝統を継承するが、そこにはただ一点、重要な本質がひそんでいた。人間中心ではないという本質である。ナチスは、対象が人間でも、それ以外でも、平等という概念はほとんどあるいは全く持ち合わせていなかった。
●オーストラリアでは鯨保護を理由に日本人を殺す内容のテレビ番組が作られたりしました。これは人間中心ではありませんね。人間よりも鯨を大切にしています。人種差別とも言えますし、ナチスとの関連も感じさせます。
人間中心ではない【反捕鯨活動】、動物の中で差別的に優劣を付ける【反捕鯨活動】は危険なものを感じます。
■P62■動物保護に関するナチスの評価は、人間中心構図の拒否−動物は人間の利益のためではなく、動物それ自体のために保護すべきという考え方−で明快を極める。
●私の常駐する掲示板でもよく聞く話だなあ。もちろんナチスだから全てが悪いとは限らないんだろうけど、本を読み進めれば関連性が見えてくるかもしれない。
■P63■スターリンとその一統が「落ちこぼれ者」の名で殺戮したとすれば、ナチスは動物と風景を呼び出し【自然界】の名で殺戮した。
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