動物研究者&認知心理学者
投稿者: cetaceans1 投稿日時: 2008/08/06 17:15 投稿番号: [38133 / 63339]
「自分の経験から他者の意図を推察する能力は、動物にもあるんです。私たちは実験で、それをはっきりと裏づけました」と、英国ケンブリッジ大学のニッキー・クレイトンは話す。
クレイトンと共同研究者のネイサン・エメリーはこの研究を通じて、知的能力の進化の裏には生存のための必要性があることを初めて示した。冬に備えて食べ物を隠さなければならないといった必要性が、だます能力などを進化させるというのだ。また、過去の出来事を思い出す能力が鳥にあるとも報告している。たとえば、カケスは食べ物を隠した時期を覚えているらしく、腐る前に隠し場所から取り出すという。
人間を対象にした認知心理学では、こうした記憶は「エピソード記憶」と呼ばれ、過去の出来事を思い出せる種だけに備わった能力とされている。一部の研究者は、カケスにこんな能力があるはずがないとして、クレイトンの研究を認めようとしない。「動物は(現在という)時間に縛られているものです」と、比較心理学者のセーラ・シェトルワースは主張する。人間のように、過去、現在、未来を区別できないというのだ。
こうした懐疑的な見方に対抗するには、もっと説得力のある証拠が必要だ。「エピソード記憶のもともとの定義は、何が、いつ、どこで起きたかを覚えていることです。そこで私たちは、カケスがいつ、どこで、どんな食べ物を隠したかを覚えているという明確な証拠を示しました。すると、認知心理学者たちはさらにハードルを高くしたのです」
同様のいらだちは、動物の研究者の多くが感じている。人間特有の能力と似たような知的能力が動物にもあると主張すると、そのたびに認知心理学者たちが能力の定義を変えてしまうのだ。
これは メッセージ 37331 (cetaceans1 さん)への返信です.
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