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牛が環境への最大の脅威 FAO報告 2

投稿者: yukakedaisuki 投稿日時: 2008/01/26 18:02 投稿番号: [3360 / 63339]
牛が環境への最大の脅威   FAO報告   1の続き。

報告は、劇的な変化がないかぎり、家畜部門による環境損害は、肉需要の増大により、2050年までに倍以上に増大すと結論し、改善のための様々な手段を提案する。
  土壌劣化が起きやすい地域からの家畜の排除や土壌劣化を減らし・覆すような土地利用を奨励する直接支払を伴う土壌保全的農法や林地放牧などの利用、腸内発酵、従ってメタンガスの排出を減らすような家畜飼料の改善や排泄物リサイクルのためのバイオガス工場の設置などの家畜生産と飼料作物農業の効率改善、コストをすべて支払う水価格設定などによる灌漑システムの改善、等々だ。
  しかし、誰が、どうやってこれを実現できるのだろうか。多くの途上国の農民や政府には、こんなことを考える余裕さえない。高い水価格は、払えなくて飢え死にする農民を増やすだけだろう。重大な環境汚染と健康被害を引き起こすと長い間非難が集中してきた米国の”工場畜産”も、環境規制強化を逃れてますます繁盛している。オーストリア農民は、生態系どころか、都市民の飲み水さえ犠牲に、大量に水を使う輸出農業に励んでいる。
  これらの”技術的”措置が実現したとしても、問題をどれほど軽減できるのかという問題もある。報告はこの問題には答えていない。しかし、今年10月に発表されたWWFのエコロジカル・フートプリント(我々が利用する資源を提供し、また我々の廃棄物を吸収するために必要な生物的に生産的な土地と水域の面積)は、2003年にして141億㌶、一人あたりでは2.2㌶で、既に能力の1.8㌶を大きく超えている(2050年   現在の生活スタイルを続けるには地球2個分の資源が必要ーWWF報告,06.10.25)。家畜に関連した活動がこれにどれほど寄与しているかは不明だが、報告は、牧場や作物栽培のための土地利用を通じて直接的に、(家畜生産における化石燃料の使用からの)二酸化炭素の吸収に必要な面積を通じて間接的に、大きく寄与していると認める(65頁、ボックス)。
  世界の現在の人口は約60億だから、15億の牛が飼育されているということは、平均すれば4人が1頭の牛を飼っていることになる。1家庭4人とすれば、すべての家庭が1頭の牛を飼っているということでもある。その上、およそ160億羽の鶏と10億頭の豚もいる。これがフートプリントに巨大な影響を与えていることは間違いないだろう。それが将来は倍に増えるというのだから、これらが実現したとしても現状が改善されるとは思えず、むしろ悪化すると考えるべきだろう。
  この報告の起草者は、肉消費を減らすことこそが環境・自然資源・人間の健康を護る近道だという多くの研究をどう考えているのだろうか。
人間が牛肉から100カロリーを摂取するには、牛は植物から1000カロリーを摂取せねばならず、牛からではなく、植物から直接100カロリーを摂るとすれば、植物生産は10分の1で済む。米国の研究者は、米国農業や個人の移動により使われる化石燃料に関するデータと食品に関する統計データから、平均的な米国人の肉ベースの食事は、同じカロリーをもつ植物ベースの食事よりも、年・一人当たり1.6トン多い二酸化炭素を生み出すと計算している(肉食か菜食かで食品生産による温暖化ガス排出量に大差ー米国の研究が菜食の勧め,06,4.28)。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/agrifood/agrienvi/06121301.htm
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