捕鯨とクジラ保護

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間引き必要説の大ウソ_2

投稿者: capt_paul_watson 投稿日時: 2008/04/05 10:55 投稿番号: [19611 / 63339]
  因果関係に関する正しい説明を続けましょう。シロナガスクジラなどが捕鯨によって壊滅的な打撃を受け、回復がほとんど不可能なまでに個体数を激減させられたがために、空白となったニッチがミンククジラ(一部イワシクジラなども)、カニクイアザラシやミナミオットセイなどの鰭脚類、ペンギン、魚類その他のオキアミ捕食者(この下線の部分が捕鯨擁護派の主張では"省略"されているところがポイントです)によって、埋め合わされたと考えられるのです(ミンクを含めあくまで証明はできませんが)。逆ではありません。南半球のシロナガスクジラは、南極の海に捕鯨船が闖入してくるわずか一世紀前までは少なくとも現在のミンククジラと等しい(バイオマスで見ればはるかに多い)ケタの個体数が生息していました。人間の管理がなければ回復できないのであれば、過去百万年の間にとっくに激減・絶滅していたはずですが、実際には、ミンククジラや他の繁殖力の高い競合種の海棲動物と間違いなく共存できていたのです。にもかかわらず、現在回復がままならないのは、そもそも個体数の大幅な減少そのものが繁殖に著しい支障をきたしているからだと推測できます(前項で述べたとおり、陸上の大型哺乳類において知られているように、繁殖に関わる密度依存的な社会行動の変調がその大きな理由だと考えられます)。そのような状態にまでクジラたちを追い詰めた人間が「南極海の生態系を管理できる/しなければならない」などと嘯くのはおこがましいにもほどがあります。
  上記のとおり、捕鯨擁護派の間引きに関する主張は完全にナンセンスです。少なくとも、競合種の中でより繁殖率の高いアザラシやペンギンを大量に間引かないことにはまったく意味がありません。もっとも、そんなことをすれば、「カワイイが保護色!」なんて写真集が売れるようなどっかの情緒的な動物観の国民(こちらの項も参照)からは盛大に反発をくらうかもしれませんし、肉を売る市場もありませんけどね。。おそらく、最善なのは下手に手をつけずにそのままほっとくことでしょう。南極の自然にとっては、生態のまだ近いミンククジラに穴埋めをしてもらう方がマシに違いありますまい。

クジラが殖えすぎて海があふれた!?   んなアホな…
  いわゆる"間引き"による野生動物の管理が必要な状態というのは、天敵を撲滅したり、植生を大幅に改変したり、あるいは人間がよそから持ち込んだ移入種だったりと、いずれも人間の浅はかさが招いたものです。IWCに出席している日本の関係者の中には、なんと沖縄のマングースをミンククジラと同列に扱っている人なんかもいますが、このあまりの生態学的無知には開いた口が塞がりません。なぜって?   だって、沖縄にマングースを導入したのは、ハブを退治しようなどというまさしく安易な捕鯨的自然管理の発想にほかならなかったんですから──。
  ちなみに、76万頭という数をめぐっては、日本では安全率を過大に見積もっている過小な数字であるとされ、業界の応援団のオピニオンやジャーナリストが百万は下らないだろうと盛んに吹聴していました。が、継続的に捕獲を含む調査を行っている以上、もっと精度の高い直近のデータが日本から出てきてもおかしくないはずなのに、なぜか更新されません。小さい数字を出して減ったと思われるのを恐れているんでしょうか??   鯨研自身、目視調査で興味深いデータが次々に集まっているなかで致死的調査の意義がますます薄れつつあることを認めてるようですが(HP上の記述はなんか削除しちゃったみたいですニャ〜・・)、だったら、毎年耳垢栓の切片作ってレポートするだけの新味のない研究はやめりゃいいでしょうにね( -- ; 死体は他の動物学の分野と照らしてもストランディングの調査で十分なはずですから。 鯨肉市場の維持のための隠れ蓑に科学の名が使われているのは哀しい話です。(未確認生物ミンククジラ!?も参照)
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