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レバノン戦争

投稿者: keiji_chako 投稿日時: 2006/08/02 17:49 投稿番号: [424 / 509]
  善悪の問題で考える方が多いようですが、戦争に善悪の問題をもちこむのはいかがなものか?

  「ヒズボラ=テロリスト=悪」という方程式だけで捉えられがちですけど、ヒズボラができたきっかけはイスラエルにあると言われています。というのは、1982年のイスラエルのレバノン侵攻を機にできたシーア派系民兵組織です。その支援はイランとシリアが行っているといわれますので、ヒズボラの父はイスラエル、母はイランといってもいいかもしれません。そして、ヒズボラは、イランからの資金・武器援助を得て、これまでは専ら南レバノンにおいて対イスラエル抵抗運動を続けてきました。他方、平和を取り戻し経済発展をしたいと思うレバノン国民からすると、ヒズボラは「獅子身中の虫」との見方もあります(天木直人氏のレバノン便り)。ただ、ヒズボラは、貧困層への教育・福祉ネットワーク(2002年のデータで、学校9校、病院3ヶ所、診療所13ヶ所を運営)を作っており、それ故に貧困層からの支持は厚く(wikipedia)、実際に国会に議員を送れるほどの支持を受けているのも事実です。

  他方、イスラエルのほうですが、田中宇氏によると、今回の侵攻はイスラエル右派のクーデターである、としています。つまり、占領地からの撤退を貫徹しようするオルメルト首相(現実派)に対し、イスラエル軍、政府組織内には、何とかして撤退戦略を崩壊させようとしてきた「右派勢力」がいて、これらの勢力が和平を壊そうと画策している、ということです。イスラエル側は、周到に準備されたヒズボラ側の攻撃を予知していたと思われるのに、「あえて事前の防備を十分に行わず、ヒズボラがイスラエル兵を拉致すると、反撃と称して過度な攻撃を敵方に加え、(中略)レバノンの発電所や幹線道路を爆撃し、不必要に一般市民を苦しめ、イスラエルに対する憎悪をかき立てた。」と分析しています。
  ただ、イスラエルの標的は、ヒズボラではなく、その裏にいるシリア・イランだと言われています。つまりこの戦争は、レバノンだけでは終わらず、中東全体に拡大する懸念もあるということです。その証拠に、和平が進みそうになると、イスラエルがそれを無視して空爆を行い、和平をつぶすということをしています。イスラエルは和平を望んでいないということです。このようにイスラエルが強気なのは、アメリカがイスラエルを擁護しているからでしょう。
  また、国連安保理が足並みがそろわない中、日本は不思議なほど沈黙しているように見えます。「触らぬ神にたたりなし」ということでしょうか。こんなんで常任理事国入りなんてできるのでしょうか。トホホ。
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