<用語解説 ②>:「客観的根拠」
投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2006/12/18 00:57 投稿番号: [99147 / 118550]
ある中学校の数学の授業
先生:三角形Aと三角形Bはどういう関係かな?
生徒:合同です。
先生:そうだね。で、何故そう言えるのかな?
生徒:だって、決まっているじゃないですか。
ぴったり重なるじゃないですか。
先生:いや、そうなんだけど、そう見えるとか、
そう思えるだけじゃ駄目なんだよ。
生徒:だって、ボクにはそう見ます。
もう絶対そうです。断言できます。
先生:いや、そうなんだけどね、
何故そう言えるかを、客観的に証明しなければならないんだよ。
生徒:う〜ん、だって、明らかじゃないですか。
誰がどう見たって、そうですよ。
先生:本当にそうかな?
実際に二つを並べて、ぴったり重なると確かめたのかい?
生徒:いえ、それはしていませんが、、、
先生:じゃ駄目だね。
まずは両者を二つ並べて、相互にぴったり重なるかどうか、
やってみなくちゃ。
生徒:挟みで切り取って、重ねてみたら、やっぱり重なりました。
やっぱり合同だったじゃないですか。
先生:そうだね。ぴったり重なったね。
だから合同だと言えるんだよ。
でも、毎回毎回挟みで切り取る訳にもいかないよな。
生徒:そうですね。
先生:だから、誰にも納得できるように、
個人的にどう感じるとか、どう見えるとかとは、違って
もっと論理的な決め事を作っているんだよ。
三角形の合同条件という定理を作ったんだ。
それを証明すれば、合同だと判断できるんだ。
個人的にどう感じるとか、どう見えるとか、
そういう主観で判断しては駄目なんだ。
そういうレベルからは、脱しなきゃならないんだ。
第三者の誰にでも納得できるような、
個々人の主観を排した客観的な根拠を提示しなければならないんだ。
そうすれば、個々人がどう感じるかなんて
バラバラな主観的なレベルに惑わされることもなくなるんだ。
生徒:よく分かりました。
これからは、どう感じるとか、どう見えるとかじゃなくて、
そういう主観は排して、客観的な根拠を提示するようにします。
これは メッセージ 99145 (kakukakushikajika2006 さん)への返信です.
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