岡崎久彦の狂った頭
投稿者: masajuly2001 投稿日時: 2006/11/07 17:48 投稿番号: [98027 / 118550]
都合の悪いことを何とか言いくるめようとすると、歴史や抽象論に逃げて相手を煙に巻こうとするのはよくあることだ。しかし、どうしても無理があるために、自分が立てたはずの煙の中でとんでもないことを書き、恥をさらす。昨日紹介した岡崎久彦という人物の読売への寄稿文の中にその典型的な例が見られる。
Long and bumpy road to building a 'new' Iraq
http://www.yomiuri.co.jp/dy/world/20061105TDY10001.htm
昨日はざっと読んだだけで、引っかかったところだけ指摘したのだが、今日再び読んでみたらとんでもないことを書いている。元サウジ、タイ駐在大使で、数多くの著作を手がけて、テレビなどにもよく登場する人物とは、とても思えない代物だ。米国がイラクに介入したことを振り返りながら(当然、こんな事態にまでなるとは誰も予測できなかったとしながら)、彼は現在の状況を人類生態学(humane ecology)に基づいて次のように書いている。
「Looking back, the birth of the state of Israel was, of course, disruptive to the human ecology of the Middle East.
But the disruption of human ecology should not be considered a negative thing. No civilization in history could have come into existence without destroying the previous human ecology.
The task of building a new human ecology by breaking up the existing one, however, takes a vast period of time and massive endeavor. It took more than 30 years for Egypt to recognize a new Middle Eastern human ecology by accepting the existence of Israel in the 1978 Camp David Accords. It is still unaccepted by all other Arab countries except Jordan.
== =
Ideals vs realities
Americans, particularly those called neoconservatives or neocons, dreamed of creating a new human ecology in the Middle East on the basis of the principles of freedom and democracy. Their dream itself can undoubtedly be considered a lofty goal.」
要するに、「ネオコンの夢は疑いもなく高邁な目標と見なすことができる」と書く一方で、中東の人たちは、その高邁な目標にまだ達することができず、達するには後数十年以上かかる「人類生態学」的にレベルの低い集団と言っているわけだ。その実例として、エジプトがイスラエルを承認するのに30年以上かかったという例を挙げている。
しかし、これはスゴイというか。イラクの現実に目を向けてみると、ブッシュくんらのイラク侵略・占領によってイラクの人たちが何十万人死のうが、何百万人家を奪われようが、これも「人類生態学」的には肯定されるべき行為ということになる。「高邁な目標(lofty goal)」のためには仕方がないことなのだ。
何かこの理屈どっかで聞いたような。オーム真理教とか北朝鮮とか、旧ソ連とか。ヒットラーとか、フセインとかも同じようなことを言ってたんじゃないか。「高邁の目標」のためには犠牲はつきもの。ちょっと理屈を裏返すと、ブッシュくんの言っていることも同じことのような。
いやはや、全文日本語があればいいんだけど、見つかりませんでした。どなたか読売を購読している方は見つからないでしょうか。岡崎さんにとっては、あれやこれやのなかなか苦労の一文でした。
Long and bumpy road to building a 'new' Iraq
http://www.yomiuri.co.jp/dy/world/20061105TDY10001.htm
昨日はざっと読んだだけで、引っかかったところだけ指摘したのだが、今日再び読んでみたらとんでもないことを書いている。元サウジ、タイ駐在大使で、数多くの著作を手がけて、テレビなどにもよく登場する人物とは、とても思えない代物だ。米国がイラクに介入したことを振り返りながら(当然、こんな事態にまでなるとは誰も予測できなかったとしながら)、彼は現在の状況を人類生態学(humane ecology)に基づいて次のように書いている。
「Looking back, the birth of the state of Israel was, of course, disruptive to the human ecology of the Middle East.
But the disruption of human ecology should not be considered a negative thing. No civilization in history could have come into existence without destroying the previous human ecology.
The task of building a new human ecology by breaking up the existing one, however, takes a vast period of time and massive endeavor. It took more than 30 years for Egypt to recognize a new Middle Eastern human ecology by accepting the existence of Israel in the 1978 Camp David Accords. It is still unaccepted by all other Arab countries except Jordan.
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Ideals vs realities
Americans, particularly those called neoconservatives or neocons, dreamed of creating a new human ecology in the Middle East on the basis of the principles of freedom and democracy. Their dream itself can undoubtedly be considered a lofty goal.」
要するに、「ネオコンの夢は疑いもなく高邁な目標と見なすことができる」と書く一方で、中東の人たちは、その高邁な目標にまだ達することができず、達するには後数十年以上かかる「人類生態学」的にレベルの低い集団と言っているわけだ。その実例として、エジプトがイスラエルを承認するのに30年以上かかったという例を挙げている。
しかし、これはスゴイというか。イラクの現実に目を向けてみると、ブッシュくんらのイラク侵略・占領によってイラクの人たちが何十万人死のうが、何百万人家を奪われようが、これも「人類生態学」的には肯定されるべき行為ということになる。「高邁な目標(lofty goal)」のためには仕方がないことなのだ。
何かこの理屈どっかで聞いたような。オーム真理教とか北朝鮮とか、旧ソ連とか。ヒットラーとか、フセインとかも同じようなことを言ってたんじゃないか。「高邁の目標」のためには犠牲はつきもの。ちょっと理屈を裏返すと、ブッシュくんの言っていることも同じことのような。
いやはや、全文日本語があればいいんだけど、見つかりませんでした。どなたか読売を購読している方は見つからないでしょうか。岡崎さんにとっては、あれやこれやのなかなか苦労の一文でした。
これは メッセージ 98000 (masajuly2001 さん)への返信です.
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