アイデンティティの崩壊
投稿者: masajuly2001 投稿日時: 2006/09/03 18:40 投稿番号: [95807 / 118550]
イラク国民というアイデンティティの崩壊に言及したコラムが増えている。俺がこれまでに読んだ限り、ロバート・フィスクさんをはじめとして、イラク侵略に反対していた人も、ここまでの内戦状態は予想せず、クルドは別にして、最終的にはイラク国民としてまとまるという意見が100%だった。しかし、中東通と言われる、そのフィスクさんでさえ、間違ったことを認めている。
自分たちで種をまき、煽ったとはいえ、そもそも米国でさえ、ここまでの内戦を予想していなかったようだ。慌てている。国民としてのアイデンティティが失われたとき、どうなるのかという事態をイラクは迎えている。クルド地区におけるイラク国旗の掲揚禁止は、それの具体化と考えていいだろう。
俺が興味を持っているブロガの一人に、米陸軍諜報部、グリーンベレーに所属し、ペンタゴンにも勤務していたPat Langという人がいる。この人の、レバノン戦争でのヒズボラに対するイスラエルの敗北を示唆する発言は、びっくりするほど簡単明瞭だった。勝利した側は戦場に残り、敗北した側は戦場を去る。つまり、ヒズボラは戦場に残り、イスラエル軍は去った。そのLangさんが、ネオコン(彼はブッシュやライスも含めている)は、イラクは「国家」ではあったが「国民国家」ではないことを認識せず、イラク国民のアイデンティティを見誤ったと書いている。そしてさらに示唆的なのは、現在のイラク国民というアイデンティティは、教育や治安維持行為、メディアが作り上げたものにすぎないと言っている。
Civil War and Partition
http://turcopolier.typepad.com/sic_semper_tyrannis/2006/09/civil_war_and_p.html
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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