米CIA情報リーク事件、黒幕は正副大統領
投稿者: jyonnconner 投稿日時: 2006/04/17 23:18 投稿番号: [90731 / 118550]
持田直武 国際ニュース分析 2006年4月17日
持田直武
http://www.mochida.net/report06/4ackd.html
CIA情報リーク事件は、ブッシュ、チェイニーの正副大統領が指示した情報操作の氷山の一角だった。事件は、ブッシュ政権の情報歪曲を内部告発した元大使に対する報復が動機。CIA秘密工作員という元大使夫人の身元を暴露し、批判を押さえ込もうとした。だが、夫人の身分漏洩は違法行為。特別検察官が捜査に乗り出し、正副大統領の情報操作が暴かれることになった。
・大統領が指示し、副大統領が中心的役割
「情報リークの目的は、ウイルソン元大使のイラク戦争批判を押さえ込むこと。その手段として、ブッシュ大統領が政府の秘密情報の使用を許可。チェイニー副大統領がホワイトハウス幹部を動かし、報道関係者に情報を流した」。CIA情報リーク事件担当のフィッツジェラルド特別検察官は4月5日、このような趣旨の捜査記録を連邦裁判所に提出した。同事件で起訴した副大統領の前主席補佐官リビー氏が連邦大陪審で証言した内容とこれまでの捜査をまとめたものだ。
事件が起きたのは、フセイン政権崩壊後の03年6月から7月。米軍がイラク全土を探しても、戦争の大義だった大量破壊兵器が発見できない。批判が高まる中、イラク駐在経験があるウイルソン元大使が7月6日のニューヨーク・タイムズに寄稿、「ブッシュ政権は情報を歪曲してフセイン政権の核開発の脅威を強調し、国民を戦争に引き込んだ」と批判した。ブッシュ政権幹部が聞き捨てにできない告発だった。
ウイルソン元大使は02年2月、イラクがニジェールのウラン購入を計画したとの情報確認のため、CIAの委嘱で現地調査。その事実は無いとの報告を提出した。ところが、ブッシュ大統領は03年1月の一般教書で、イラク核開発の証拠として「ニジェールからウラン調達を計画した」と演説。チェイニー副大統領も同様の主張を続けた。元大使の報告が無視されたのだ。元大使はテレビや講演で、ブッシュ政権を批判、ニューヨーク・タイムズへの寄稿で対立は頂点に達した。
・元大使を罰するため政権幹部が一致協力
特別検察官が今回提出したリビー氏の証言によれば、ウイルソン元大使の寄稿文掲載の直後、チェイニー副大統領は同氏に対し、元大使のニジェール現地調査は「お手盛りだったのではないか」との疑問を表明した。元大使のプレイム夫人はCIA秘密工作員だった。夫人がその立場を利用して夫の調査旅行の実現に一役買ったのではないかと疑ったのだ。副大統領はリビー氏に対し、「元大使の調査旅行の記録」とCIAが02年10月にまとめた「国家情報評価」のイラクの核開発の部分を報道関係者に漏らすよう指示した。
リビー氏は元大使の寄稿文が出た2日後から、ニューヨーク・タイムズのミラー記者、続いてタイム誌のクーパー記者などと次々に会った。そして、「元大使のニジェール調査旅行」や「国家情報評価」のイラク核開発の部分を伝えた。イラク核開発については、「国家情報評価」が重要項目の欄に取り上げ、「イラクはウランの獲得に総力を挙げている」と判断していると伝えた。実は、副大統領がこのように伝えるよう指示したのだという。また、「元大使の調査旅行」に関連して、元大使夫人がCIA秘密工作員であることも漏らした。
CIA秘密工作員の身分や「国家情報評価」の内容は秘密扱いになっており、外部に漏らせば、最高懲役10年の重罪になる。このため、リビー氏はこれについて副大統領の意見を聞いたことがあると証言している。これに対し同副大統領は、ブッシュ大統領が当該部分の秘密扱いを解除しているので漏らしても問題ないと答えたという。このリビー氏の証言が、大統領の役割を初めて裏付けた。特別検察官は、CIA情報リーク事件の総括として「事件はウイルソン元大使に報復するため、ホワイトハウスの幹部多数が一致協力して起こしたものだ」と断定した。
(後略)
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職権乱用なんて生ぬるいものではなく権力が腐敗した末期状態と言った方が正しいな。
http://www.mochida.net/report06/4ackd.html
CIA情報リーク事件は、ブッシュ、チェイニーの正副大統領が指示した情報操作の氷山の一角だった。事件は、ブッシュ政権の情報歪曲を内部告発した元大使に対する報復が動機。CIA秘密工作員という元大使夫人の身元を暴露し、批判を押さえ込もうとした。だが、夫人の身分漏洩は違法行為。特別検察官が捜査に乗り出し、正副大統領の情報操作が暴かれることになった。
・大統領が指示し、副大統領が中心的役割
「情報リークの目的は、ウイルソン元大使のイラク戦争批判を押さえ込むこと。その手段として、ブッシュ大統領が政府の秘密情報の使用を許可。チェイニー副大統領がホワイトハウス幹部を動かし、報道関係者に情報を流した」。CIA情報リーク事件担当のフィッツジェラルド特別検察官は4月5日、このような趣旨の捜査記録を連邦裁判所に提出した。同事件で起訴した副大統領の前主席補佐官リビー氏が連邦大陪審で証言した内容とこれまでの捜査をまとめたものだ。
事件が起きたのは、フセイン政権崩壊後の03年6月から7月。米軍がイラク全土を探しても、戦争の大義だった大量破壊兵器が発見できない。批判が高まる中、イラク駐在経験があるウイルソン元大使が7月6日のニューヨーク・タイムズに寄稿、「ブッシュ政権は情報を歪曲してフセイン政権の核開発の脅威を強調し、国民を戦争に引き込んだ」と批判した。ブッシュ政権幹部が聞き捨てにできない告発だった。
ウイルソン元大使は02年2月、イラクがニジェールのウラン購入を計画したとの情報確認のため、CIAの委嘱で現地調査。その事実は無いとの報告を提出した。ところが、ブッシュ大統領は03年1月の一般教書で、イラク核開発の証拠として「ニジェールからウラン調達を計画した」と演説。チェイニー副大統領も同様の主張を続けた。元大使の報告が無視されたのだ。元大使はテレビや講演で、ブッシュ政権を批判、ニューヨーク・タイムズへの寄稿で対立は頂点に達した。
・元大使を罰するため政権幹部が一致協力
特別検察官が今回提出したリビー氏の証言によれば、ウイルソン元大使の寄稿文掲載の直後、チェイニー副大統領は同氏に対し、元大使のニジェール現地調査は「お手盛りだったのではないか」との疑問を表明した。元大使のプレイム夫人はCIA秘密工作員だった。夫人がその立場を利用して夫の調査旅行の実現に一役買ったのではないかと疑ったのだ。副大統領はリビー氏に対し、「元大使の調査旅行の記録」とCIAが02年10月にまとめた「国家情報評価」のイラクの核開発の部分を報道関係者に漏らすよう指示した。
リビー氏は元大使の寄稿文が出た2日後から、ニューヨーク・タイムズのミラー記者、続いてタイム誌のクーパー記者などと次々に会った。そして、「元大使のニジェール調査旅行」や「国家情報評価」のイラク核開発の部分を伝えた。イラク核開発については、「国家情報評価」が重要項目の欄に取り上げ、「イラクはウランの獲得に総力を挙げている」と判断していると伝えた。実は、副大統領がこのように伝えるよう指示したのだという。また、「元大使の調査旅行」に関連して、元大使夫人がCIA秘密工作員であることも漏らした。
CIA秘密工作員の身分や「国家情報評価」の内容は秘密扱いになっており、外部に漏らせば、最高懲役10年の重罪になる。このため、リビー氏はこれについて副大統領の意見を聞いたことがあると証言している。これに対し同副大統領は、ブッシュ大統領が当該部分の秘密扱いを解除しているので漏らしても問題ないと答えたという。このリビー氏の証言が、大統領の役割を初めて裏付けた。特別検察官は、CIA情報リーク事件の総括として「事件はウイルソン元大使に報復するため、ホワイトハウスの幹部多数が一致協力して起こしたものだ」と断定した。
(後略)
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職権乱用なんて生ぬるいものではなく権力が腐敗した末期状態と言った方が正しいな。
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