メディア操作:世論操作のめざましい成功
投稿者: jyonnconner 投稿日時: 2006/04/09 13:52 投稿番号: [90235 / 118550]
ノーム・チョムスキー
http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/persons/chom91om.html
(前略)
NHKのニュース速報は1月31日、暗殺テロ集団CIAが発表した報告書を引用し、北朝鮮やイラク、イランなど九カ国(多分、「アメリカ」はそこに含まれていない)が大量破壊兵器の開発を進めていたとその内容を紹介している。文字通り世界で最も破壊的な兵器を持ち、これまで他国を大きく引き離して一般市民への爆撃や暗殺を含む武力行使を繰り返し、拷問や誘拐、虐殺、強姦を続ける多くの抑圧的体制を支援してきたという意味で、人間性に対して最も危険な体制であることが歴史的記録としてほとんど明らかである米国のボスが発したこうした言葉を、あたかも文字通り<意味>があるものであるかのように報道しているのは、異様である。他のアジア諸国を侵略し大規模な破壊と殺戮を行った日本自身もまた、世界で最も危険な体制と言われてもしょうがないような振舞いを続けている。
(中略)
この問題について議論を進めるために、まず、二種類の異なる民主主義の概念を比較しましょう。第一の考え方は、民主的社会とは、一般の人々が、自分たちに関連する事柄を処理するにあたって、意味のあるやりかたで、処理に参加する手段を持ち、また、情報伝達が自由で開かれた社会であるとするものです。辞書で民主主義という言葉を調べると、このような定義が載っているでしょう。
第二の考え方は、一般の人々は問題の処理から除外され、また、情報は狭い範囲で厳格に統制されなくてはならなというものです。この考えは、民主主義の概念としては奇妙に聞こえるかも知れませんが、大切なのは、実はこの考えこそが、民主主義に対する支配的な考えであるという点を理解することです。
実際、長い間、民主主義の運用面だけでなく、理論としても、この考えが支配的だったのです。民主主義の歴史は、17世紀イギリスにおける最初の近代民主主義革命までさかのぼりますが、その革命当時、すでにこの見解が表明されていました。
(中略)
この考えは、レーニンの次のような考えとそっくりです。レーニンは、革命的知識階級の前衛は、人民革命により国家権力を握り、次に、間抜けな大衆を、大衆には理解できない将来に向かって導いていくというものです。自由民主主義とマルクス・レーニン主義とは、イデオロギー的仮定において非常によく似ているのです。一方から他方へ、また逆へと、ほとんど変化なしに身を転ずることができる人々がいるのはこのためもあると思います。というのも、両者の相違は、権力がどこにあるかということだけだからです。一方では、おそらく人民革命が起こって我々が国家権力を握るかも知れません。あるいは起こらないかも知れません。人民革命が起こらないなら、実際に権力を握っているビジネス界と協力すればよいのです。けれども、やることは一緒で、馬鹿な大衆を、彼ら彼女らにはとても理解できない世界へと導くことだというわけです。
(中略)
これらの人々は、民主主義がどのようんものでなくてはならないかについて考えを持っています。民主主義とは、特別な階級が、社会を所有する主人に仕えるよう訓練されている社会でなくてはならないのです。そして、他の人々は、どんなかたちの組織からも除外されていなくてはなりません。組織は面倒を引き起こすだけですから。大衆はテレビの前に一人で座って、「人生唯一の価値はもっとモノを所有することであり、今見ている番組の中の裕福な中流のような生活をして、調和とかアメリカニズムとかいった素敵な価値観を持つことである」というメッセージを脳に仕込まれるのです。人生にあるのはそれだけで、時によっては自分自身の頭を使って、それ以外にも人生の価値があるのではないかと考えるかも知れませんが、一人でブラウン管を見ている限り、そうした人は「私は気が変なのだろうか」と思うだけです。そして、決定的に重要なのは、どんな組織も許されないため、自分が変なのかどうか知る方法がなく、それゆえ、自分が変なのではないかと考えてしまいがちなことです。というのも、それが自然な仮定ですから。
(後略)
問題は、私たちが自由な社会に住みたいか、それとも、戸惑える群が周縁に追いやられ、脅迫され、愛国的スローガンをわめき、我々を破壊から守ると述べる指導者を尊敬し、知識人が足並みをそろえて守るべきスローガンを繰り返し、他国が資金を払うことを期待しながら世界を破壊してまわる傭兵国家に行き着くような、自発的全体主義国家に住みたいか、という点なのです。これが選択肢です。この問題に対する回答は、私たちのような一般の人の手の中にあるの\xA4
http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/persons/chom91om.html
(前略)
NHKのニュース速報は1月31日、暗殺テロ集団CIAが発表した報告書を引用し、北朝鮮やイラク、イランなど九カ国(多分、「アメリカ」はそこに含まれていない)が大量破壊兵器の開発を進めていたとその内容を紹介している。文字通り世界で最も破壊的な兵器を持ち、これまで他国を大きく引き離して一般市民への爆撃や暗殺を含む武力行使を繰り返し、拷問や誘拐、虐殺、強姦を続ける多くの抑圧的体制を支援してきたという意味で、人間性に対して最も危険な体制であることが歴史的記録としてほとんど明らかである米国のボスが発したこうした言葉を、あたかも文字通り<意味>があるものであるかのように報道しているのは、異様である。他のアジア諸国を侵略し大規模な破壊と殺戮を行った日本自身もまた、世界で最も危険な体制と言われてもしょうがないような振舞いを続けている。
(中略)
この問題について議論を進めるために、まず、二種類の異なる民主主義の概念を比較しましょう。第一の考え方は、民主的社会とは、一般の人々が、自分たちに関連する事柄を処理するにあたって、意味のあるやりかたで、処理に参加する手段を持ち、また、情報伝達が自由で開かれた社会であるとするものです。辞書で民主主義という言葉を調べると、このような定義が載っているでしょう。
第二の考え方は、一般の人々は問題の処理から除外され、また、情報は狭い範囲で厳格に統制されなくてはならなというものです。この考えは、民主主義の概念としては奇妙に聞こえるかも知れませんが、大切なのは、実はこの考えこそが、民主主義に対する支配的な考えであるという点を理解することです。
実際、長い間、民主主義の運用面だけでなく、理論としても、この考えが支配的だったのです。民主主義の歴史は、17世紀イギリスにおける最初の近代民主主義革命までさかのぼりますが、その革命当時、すでにこの見解が表明されていました。
(中略)
この考えは、レーニンの次のような考えとそっくりです。レーニンは、革命的知識階級の前衛は、人民革命により国家権力を握り、次に、間抜けな大衆を、大衆には理解できない将来に向かって導いていくというものです。自由民主主義とマルクス・レーニン主義とは、イデオロギー的仮定において非常によく似ているのです。一方から他方へ、また逆へと、ほとんど変化なしに身を転ずることができる人々がいるのはこのためもあると思います。というのも、両者の相違は、権力がどこにあるかということだけだからです。一方では、おそらく人民革命が起こって我々が国家権力を握るかも知れません。あるいは起こらないかも知れません。人民革命が起こらないなら、実際に権力を握っているビジネス界と協力すればよいのです。けれども、やることは一緒で、馬鹿な大衆を、彼ら彼女らにはとても理解できない世界へと導くことだというわけです。
(中略)
これらの人々は、民主主義がどのようんものでなくてはならないかについて考えを持っています。民主主義とは、特別な階級が、社会を所有する主人に仕えるよう訓練されている社会でなくてはならないのです。そして、他の人々は、どんなかたちの組織からも除外されていなくてはなりません。組織は面倒を引き起こすだけですから。大衆はテレビの前に一人で座って、「人生唯一の価値はもっとモノを所有することであり、今見ている番組の中の裕福な中流のような生活をして、調和とかアメリカニズムとかいった素敵な価値観を持つことである」というメッセージを脳に仕込まれるのです。人生にあるのはそれだけで、時によっては自分自身の頭を使って、それ以外にも人生の価値があるのではないかと考えるかも知れませんが、一人でブラウン管を見ている限り、そうした人は「私は気が変なのだろうか」と思うだけです。そして、決定的に重要なのは、どんな組織も許されないため、自分が変なのかどうか知る方法がなく、それゆえ、自分が変なのではないかと考えてしまいがちなことです。というのも、それが自然な仮定ですから。
(後略)
問題は、私たちが自由な社会に住みたいか、それとも、戸惑える群が周縁に追いやられ、脅迫され、愛国的スローガンをわめき、我々を破壊から守ると述べる指導者を尊敬し、知識人が足並みをそろえて守るべきスローガンを繰り返し、他国が資金を払うことを期待しながら世界を破壊してまわる傭兵国家に行き着くような、自発的全体主義国家に住みたいか、という点なのです。これが選択肢です。この問題に対する回答は、私たちのような一般の人の手の中にあるの\xA4
これは メッセージ 90218 (jyonnconner さん)への返信です.
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