対イラク武力行使

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Re: イラクの内戦は米国には不利

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2006/02/26 17:02 投稿番号: [88231 / 118550]
>しかしアメリカの内政においてブッシュ政権がイラクで
>大失敗したという印象をもつことは非常に好ましくない。

  そりゃそうでしょう。なんらかの成功を見ずに撤退すれば、米国世論は「ブッシュ政権の大失敗」と騒ぎ、中間選挙では共和党が敗北、ヘタをすれば大統領の辞任にまで発展しかねません。

  だからこそ「The Long War」なんですよね。

  「アメリカは確かに、『まだ』イラクで目的を達成できていない。その原因の中には、見通しに甘さや、占領政策のミスなど、若干、我が政権の失点も含まれるだろう。そのことについては、素直に非を認めよう。しかし、考えても見たまえ。アメリカが目指した『目的』は、一朝一夕で達成可能なものだっただろうか?   遠大な計画に紆余曲折はつきものである。我々は失敗を取り戻すことが出来るだけのスーパーパワーを持っている。そして、何より『神』が我々の目的を支持なさっている。今、この時だけを見て『イラク政策は失敗だ』という結論を急ぎ、我々から『汚名挽回』の権利を奪うなら、多くの兵士の犠牲は無駄になる。今までの国民の忍耐も無駄になる。なるほど、我々の勝利は遠い未来の話かも知れない。我々の世代が勝利の美酒に酔うことは出来ないかも知れない。しかし我々は未来の勝利に向かって、着実かつ力強く、一歩づつ歩を進めなければならないのだ。アメリカの正義と勝利を信じる者であれば、我々を支持することこそが義務であり、非難する者はアメリカの敗北と、不正義の蔓延を望む非国民である」
(上記は大統領の演説ではありません。私の創作です・・・念のため)

  つまり「The Long War」は、ブッシュ政権のいかなる「失敗」も「大失敗」ではなく「紆余曲折の過程」であると断定し、誰にも検証を許さない「最強の政策」だということですね。

  もし、ブッシュ氏が「歴史的名声」を望んでいるとすれば、彼が良く口にする「我々の次の世代に生きる人々は、必ず我々に感謝するだろう」と言う言葉を、自分自身が信じるだけでOKです。「歴史的名声」とは、同時代人に理解されなくとも一向に構わないのですから。いやむしろ、国民の圧倒的多数、世界の圧倒的多数の人々から罵声を浴びせられても「信念を曲げない」姿勢こそが、将来の高い評価につながると自己陶酔していれば、それで済むわけです。

  ブッシュ政権の「イラクは内戦状態になりそうな状況だ」というプロパガンダは、「米国が失敗した」という意味ではなく、「米国は、これほどの困難に立ち向かうのだ」というアピールなのです。これが、危機を演出し、誇張し、恐怖と不安を煽ることで、統制強化、軍国主義化への道を拓く戦略、すなわち「テロリズム」であるということを見抜かなければ、私たちの世代は死ぬまで深刻な「テロ」の脅威に晒され続けることになります。(次の世代のことは、予言者じゃないので断言できませんが、おそらくブッシュ政権に感謝するようなことはないだろうと思います)
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