Re: 対イラン制裁に「現実味」
投稿者: bakayuumongabakajyai 投稿日時: 2006/01/29 01:38 投稿番号: [87466 / 118550]
無視リストとやらに入ってるので勝手に書かせてもらおう(笑)
今回は独仏が味方に回っていることがイラン制裁の極大化を暗示してるようなカキコだけれど状況はむしろアメリカがますます現実路線に修正せざるえないほうへ向かっているといったほうがいいだろうね。
ブッシュは例によってあらゆる選択肢があると物騒なことをほのめかしてはいるが、それが威嚇以外の何者でもないことはアメリカがとれる選択肢が限られていることこそによく現されている。イラクでさえ13万人体制の維持で財政の支出の増大にアップアップの状態だというのに隣国イランの制裁に軍を派兵させればイラク、イランの広域なシーア派の連帯を刺激しかねず更に財政負担から赤字の増大を増やし続ければドル体制の根本を揺るがす危機を早めるだけであり、いたずらに米兵の犠牲やPTSDを増やすだけでこんなことを議会が許すはずも無い。
ところがブッシュ大統領はこの期に及んでこれは神が目的を達成されるうえで課されたわが国への試練だとかなんとかひたすら自家撞着しているらしいというからオゾマシイ限りではある
ところで経済制裁という選択肢には実行性がないと思われる。何故ならイランは査察自体を拒否しているわけではない。イラクで行われたようなイラクの主権自体を否定した強制的査察がイランにおいて効力を表すかということについては一連の大量破壊兵器偽情報に依拠したアメリカのやり口に国際的信頼性がないのでイランに対してイラク方式の査察は安保理事国の同意を得るとは考えにくいのと、イラン問題にはラムズフェルドやチェイニーらの出番は無い。国務派が主導で行われているが、国連大使のボルトンなんかは過激な事を言うだろうがまあガス抜きということで。
にしてもこうも裏目裏目に中東の民主化が出てしまうことを今更ながらアメリカは気がつかなかったとしたら、いや、よく田中宇いうところのこれも共和党内の中道派がネオコンに代表される新保守を追い落とすための策略だという説がまことしやかに思えるならそういうことなんだろうか。
しかしその場合、一番の問題はブッシュ大統領自身が微塵もこの事態の深刻さを理解せず神が与えたもうた、事を成すにあたっての試練と思い込んでいるのならば確かにイラン制裁の極大化に向いてしまうかもしれないが、お守役でもあるライス女史が目を覚まさせてくれることを祈ることしかアメリカの再生はない。
これは メッセージ 87456 (oxnardnokakashi さん)への返信です.
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