NHK・BS1「テロとの戦い」の真相1
投稿者: jyonnconner 投稿日時: 2006/01/05 00:52 投稿番号: [86365 / 118550]
2005年 6月 5日放映
第2部の内容に踏み込んだ独立系ラジオホスト、トム・ハートマンの熱烈推薦文を訳出
http://list.jca.apc.org/public/aml/2005-June/001757.html
いつか来た道――BBCドキュメンタリー「悪夢の力」を見よう!トム・ハートマン
もし、冷戦があまり必要なかった、いやほとんど必要なかったとしたらどうだろう? もし、じつは冷戦が20年間、大量破壊兵器に関する偽りの脅しででっち上げられていたとしたら?
もし、同じく「テロとの戦争」がハッタリ同然で、ブッシュ政権により実態以上に誇張されたものだとしたら? もし、私たちが「敵」と思わされているものが、実在はするけれども、イスラムの主流からかけ離れた無法な犯罪者集団によってもたらされる比較的小さな脅威だとしたら?
もし、その誇張が主にブッシュ大統領とブレア首相の権力、選挙での勝ち目、地位の三つを高めるために行なわれているとしたら?
そしてもし、世界がこの双子の欺瞞のもっとも衝撃的な側面、つまり1970年代も最近も、まったく同じ連中がそのでっち上げに手を染めたという事実を知ることになったとしたら?
驚くなかれ、そのとおりになったのだ。
神話が粉砕されたのは2004年10月のイギリス。BBCが3週シリーズで、アダム・カーティス脚本・制作による合計3時間のドキュメンタリー番組「悪夢の力」(邦題「“テロとの戦い”の真相」)を放映した。これは政治的な地殻変動を引き起こしかねない出来事で、その数週間後にブレアとブッシュが急きょ会談を行なったのは、善後策を話し合うためだった可能性もある。
入念な調査と審査を経たこのBBCドキュメンタリーによれば、師匠であり元上司であるアイゼンハワーの足取りにしたがったニクソンは、冷戦を終わらせ、米国民の心から恐怖を取り除くことが可能だと信じていた。アメリカはもはや共産主義やソビエト連邦を怖れる必要がない――ニクソンはソ連との平和共存協定を進め、米ソ双方の安全を確保したうえで、米国民にもう怖れなくていいと発表するつもりだった。
1972年、ニクソン大統領はキッシンジャー国務長官がまとめた条約を土産にソ連から帰国した。キッシンジャー名づけて「緊張緩和」(デタント=雪解け)の開始である。ニクソンは同年6月1日の演説でこう述べた。「先週の金曜日、われわれはモスクワで、1945年以来続いた時代に幕がおりはじめるのを目撃しました。この条約により、われわれは米ソ両国の安全保障を促進したのです。われわれは恐怖の原因を削減することにより、両国の国民にとっても、世界のあらゆる人びとにとっても、恐怖のレベルを下げる道に踏み出しました」
ところがニクソンはウォーターゲート事件で失脚し、フォード大統領が就任する。フォード政権の国防長官ドナルド・ラムズフェルドと首席補佐官ディック・チェイニーは、恐怖心にもとづくアメリカ国民の団結が弱まるのを許せなかった。恐怖心なくして、米国民をどう操作すればいいというのか?
ラムズフェルドとチェイニーは協力して、最初隠密に、やがて公然と、ニクソンの対ソ平和条約を骨抜きにし、恐怖心理を復活させることで、冷戦を再開するための努力を開始した。
ラムズフェルドとチェイニーのやり方は、ソ連が大統領もCIAも知らず、彼ら二人しか知らない秘密の大量破壊兵器を保有していると主張することだった。そして二人は、それらの兵器に対抗するため、アメリカは国内向けに費やしてきた何十億ドルもの政府支出を防衛関連企業にふり向ける必要があると力説した。それらの企業には後日、彼ら自身も天下る運びだ。
ラムズフェルド国防長官は1976年、米国民にこう説明した。「ソ連は忙しくしています。努力のレベルから見ても、製造した実際の兵器から見ても忙しい。製造速度の向上という点でも、兵器増産に向けた生産態勢拡充の点でも忙しい。そうした兵器をますます改良する能力を伸ばす点でも忙しい。毎年、毎年、彼らは目的がはっきりしていることを示してきました。自分たちが何をするつもりかについて、明らかな目的意識が見られるのです」
CIAはこれに強く異議を唱えて、ラムズフェルドの見方を「まったくの作り話」と批判し、内部分裂しつつあるソ連は、自国民を食わせることさえままならず、放っておけば10年か20年のうちに崩壊するだろうと指摘した。
しかしラムズフェルドとチェイニーは、ソ連が何か良からぬこと、何かひどく恐れるべきことを企んでいると、米国民に信じさせたかった。そこで二人はフォード大統領に、彼らの旧知であるポール・ウォルフォウィッツを含む委
第2部の内容に踏み込んだ独立系ラジオホスト、トム・ハートマンの熱烈推薦文を訳出
http://list.jca.apc.org/public/aml/2005-June/001757.html
いつか来た道――BBCドキュメンタリー「悪夢の力」を見よう!トム・ハートマン
もし、冷戦があまり必要なかった、いやほとんど必要なかったとしたらどうだろう? もし、じつは冷戦が20年間、大量破壊兵器に関する偽りの脅しででっち上げられていたとしたら?
もし、同じく「テロとの戦争」がハッタリ同然で、ブッシュ政権により実態以上に誇張されたものだとしたら? もし、私たちが「敵」と思わされているものが、実在はするけれども、イスラムの主流からかけ離れた無法な犯罪者集団によってもたらされる比較的小さな脅威だとしたら?
もし、その誇張が主にブッシュ大統領とブレア首相の権力、選挙での勝ち目、地位の三つを高めるために行なわれているとしたら?
そしてもし、世界がこの双子の欺瞞のもっとも衝撃的な側面、つまり1970年代も最近も、まったく同じ連中がそのでっち上げに手を染めたという事実を知ることになったとしたら?
驚くなかれ、そのとおりになったのだ。
神話が粉砕されたのは2004年10月のイギリス。BBCが3週シリーズで、アダム・カーティス脚本・制作による合計3時間のドキュメンタリー番組「悪夢の力」(邦題「“テロとの戦い”の真相」)を放映した。これは政治的な地殻変動を引き起こしかねない出来事で、その数週間後にブレアとブッシュが急きょ会談を行なったのは、善後策を話し合うためだった可能性もある。
入念な調査と審査を経たこのBBCドキュメンタリーによれば、師匠であり元上司であるアイゼンハワーの足取りにしたがったニクソンは、冷戦を終わらせ、米国民の心から恐怖を取り除くことが可能だと信じていた。アメリカはもはや共産主義やソビエト連邦を怖れる必要がない――ニクソンはソ連との平和共存協定を進め、米ソ双方の安全を確保したうえで、米国民にもう怖れなくていいと発表するつもりだった。
1972年、ニクソン大統領はキッシンジャー国務長官がまとめた条約を土産にソ連から帰国した。キッシンジャー名づけて「緊張緩和」(デタント=雪解け)の開始である。ニクソンは同年6月1日の演説でこう述べた。「先週の金曜日、われわれはモスクワで、1945年以来続いた時代に幕がおりはじめるのを目撃しました。この条約により、われわれは米ソ両国の安全保障を促進したのです。われわれは恐怖の原因を削減することにより、両国の国民にとっても、世界のあらゆる人びとにとっても、恐怖のレベルを下げる道に踏み出しました」
ところがニクソンはウォーターゲート事件で失脚し、フォード大統領が就任する。フォード政権の国防長官ドナルド・ラムズフェルドと首席補佐官ディック・チェイニーは、恐怖心にもとづくアメリカ国民の団結が弱まるのを許せなかった。恐怖心なくして、米国民をどう操作すればいいというのか?
ラムズフェルドとチェイニーは協力して、最初隠密に、やがて公然と、ニクソンの対ソ平和条約を骨抜きにし、恐怖心理を復活させることで、冷戦を再開するための努力を開始した。
ラムズフェルドとチェイニーのやり方は、ソ連が大統領もCIAも知らず、彼ら二人しか知らない秘密の大量破壊兵器を保有していると主張することだった。そして二人は、それらの兵器に対抗するため、アメリカは国内向けに費やしてきた何十億ドルもの政府支出を防衛関連企業にふり向ける必要があると力説した。それらの企業には後日、彼ら自身も天下る運びだ。
ラムズフェルド国防長官は1976年、米国民にこう説明した。「ソ連は忙しくしています。努力のレベルから見ても、製造した実際の兵器から見ても忙しい。製造速度の向上という点でも、兵器増産に向けた生産態勢拡充の点でも忙しい。そうした兵器をますます改良する能力を伸ばす点でも忙しい。毎年、毎年、彼らは目的がはっきりしていることを示してきました。自分たちが何をするつもりかについて、明らかな目的意識が見られるのです」
CIAはこれに強く異議を唱えて、ラムズフェルドの見方を「まったくの作り話」と批判し、内部分裂しつつあるソ連は、自国民を食わせることさえままならず、放っておけば10年か20年のうちに崩壊するだろうと指摘した。
しかしラムズフェルドとチェイニーは、ソ連が何か良からぬこと、何かひどく恐れるべきことを企んでいると、米国民に信じさせたかった。そこで二人はフォード大統領に、彼らの旧知であるポール・ウォルフォウィッツを含む委
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