対イラク武力行使

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Re: >>暗殺で誰が得をするの? 

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/11/22 11:19 投稿番号: [84741 / 118550]
>イラク占領が目的ならアメリカ政府がすべきだったことは、
>1)・・2)・・3)

  そのシナリオは「資源支配のために必ずしも『占領』が必要ではないし、得策でもない」ということの証明ですよね。そして、これは的を射ていると思うのですが、なぜ、ここから「アメリカの目的はイラク占領ではありません」に結びつくのか理解できません。「アメリカの目的は資源支配(だけ)ではない」というのなら分るんですけど…。

  実際、パパブッシュやクリントン政権では、「フセイン抜きで、バース党幹部をパートナーとし、イラクに於ける米国の石油利権を保護、拡大する」というシナリオが主流でした。マーガレット・オルブライト氏も「米国が望むイラクは、フセインなきバース党の独裁支配である」と明言しています。つまり、経済的権益さえ保証されるなら、過大な政治的干渉はせず、軍事力による占領支配も行わない…という「通常の外交戦略」だったわけです。

  これが、現ブッシュ政権になって方向転換しました。米国はイラクに経済的権益を求めるだけでなく、ライバルとして浮上しつつあるREBIC(ロシア、EU、ブラジル、インド、中国)等、新進工業国群に対抗するため、世界戦略における地政学上の重要拠点であり、重要資源地域でもある「中東」をアラブから奪い取る目的を持って、イラクを武力で侵略したのです。経済・資源支配だけではなく、政治的にイラクを支配する…これこそ、ズバリ「占領」が目的だったと言うことに他なりません。

  最終目的が「民主化」であるか、「世界覇権の防衛」であるかの議論は、一旦置いておくとしても、イラクへの軍事侵攻は「占領支配」が当座の目標であることに変わりないのです。あなたは「民主化のための占領(政治的支配)は占領じゃない」という、完全に倒錯した理論を展開されていることになります。

  しかし、結果として米英がイラクを政治的に支配することは、もはや不可能であることが明白になりました。軍事的にも政治的にも経済的にも理念的にも、決定的に力量が不足しているのです。精一杯好意的に解釈して、ブッシュ政権がイラクを攻撃した動機は「イラクの民主化と中東の平和」であったとしても、その能力を持たない者が、軍事力という禁断の手段を用いて、目的を達成しようとすれば、無用な混乱を引き起こし、多くの人命を犠牲にし、環境を破壊し、資源と資金を浪費するという結果しか招きません。

  私は、案山子さんをはじめとする米国民の「善意」を信じますが、善意が好ましい結果を呼ぶとは限りませんし、善意でさえあれば、その行為による甚大な被害も免責されるというわけじゃありません。イラクに於ける、暗殺団の闊歩や犯罪の多発、爆破事件の横行に対し、米国民は「テロリストが悪い」とヒステリックに叫んで、戦争責任を無視し続けているわけにはいかないのです。
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