対イラク武力行使

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アゼルバイジャン情勢:米露の妥協の産物②

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/11/11 06:47 投稿番号: [84380 / 118550]
  NHK現地特派員の瀬川明成氏は、
「アリエフ政権にとって最も重要なことは、政権の維持です。
  その為にどう対応するのか。アリエフ大統領の対応を見ていますと、
  旧ソビエト諸国で相次いだ民主化ドミノを研究し、
  その対策を十分に検討したと思われる。
  まず、アリエフ大統領は、選挙前にも父の代からの保守派の閣僚を相次いで
  解任するなど、改革路線を打ち出すことで、野党支持者の切り崩しを図りま
  した。
  更に、選挙に対する欧米からの批判については、いくつかの選挙区で投票を
  やり直すことで、国内外の批判や不満のガス抜きをして、危機を乗り切ろうと
  考えているのです」

  9日首都バクーで開催された二万人を超える野党側集会の
参加者のムハンマド・アガエフ氏を取材。
アガエフ氏はバクー郊外で子供や親戚13人と暮らしています。
80年前の建物は階段が崩れかかるなど老朽化が進んでいますが、
修繕する余裕もありません。
仕事もなく、月二千円ほどの手当てが家族にとって唯一の収入源です。
石油による経済成長が続くアゼルバイジャンですが、
その恩恵を受けているのは、政権につながる一部の人達にすぎません。
アゼルバイジャンでは、国民の半数が、一ヵ月の収入が四千円に満たない
厳しい生活に追い込まれている。
「国家の富が庶民に行き渡っていない」
「ウクライナのようにこの国も民主化革命は避けられない」

ロシアは、選挙に重大な不正はなかったとアリエフ政権擁護を明確に打ち出す。
トルコやイランとも国境を接する戦略的要衝に位置する
アゼルバイジャンとの良好な関係を維持すると共に、
これ以上の民主化ドミノの拡大は何としても阻止したい。

米は、野党勢力が影響力を強め、民主化が進むことを期待。
米は、アリエフ政権の崩壊そのものは、望んでいない。
カスピ海石油BTCパイプラインは、戦略的に重要。



  <私の感想>
  野党集会参加者の中に
”STOP Trading our Democracy for oil.”というプラカードもありました。
これは、なかなか鋭いですね。
<長期独裁政権>と<欧米>との、カスピ海石油資源を確保したいという
思惑からの『政治的妥協』、予め、ある制限された範囲内での『改革』なのでは
ないかというラディカルな問題提起ですね。
鋭い政治的洞察力ですね。
私も同感です。


  <参照>
・「完成 カスピ海パイプライン」 NHKBS
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/gendaisekai/2005/05/__nhkbs_73aa.html

・「カスピ海・地中海パイプラインをいく〜石油の中東依存を変えられるか」NHKBS
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/chechen/2005/01/nhkbs.html

・CIS諸国を巡る米露の角逐
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/chechen/2004/11/post_4.html

・「民主化ドミノ〜市民パワーと米ロの攻防〜」(NHKBS世界潮流2005)
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/gendaisekai/2005/09/nhkbs2005_fd84.html


アルメニア正教のアルメニア、グルジア正教のグルジア、
アゼルバイジャンは、イスラム教徒が多いので、同じイスラム教徒ということで
チェチェンの難民も、かなり多くがアゼルバイジャンのチェチェン難民キャンプ
等でも暮らしている。
もちろん自由な政治活動などできるはずもないのだが、、、
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