米CIA工作員情報漏えい問題の背景5
投稿者: zakgokzugok0081 投稿日時: 2005/11/11 01:55 投稿番号: [84378 / 118550]
〜このような新中道派の故意の失策は、ホワイトハウスの機密漏洩スキャンダルにも反映されている。機密漏洩事件の5番目の深層は「なぜイラク侵攻するのに、明らかにニセモノだと分かる契約書を本物だと言い続けるウソをつく必要があったのか」という疑問である。
ニジェールウランの契約書は、IAEA(国際原子力機関)も鑑定しているが、彼らは数時間の鑑定でニセモノと断定し「これがニセモノだと言うことは、素人がインターネットを使って調べれば分かることだ」と述べている。(関連記事)
古今東西の戦争の中には、最初から勝つと分かっている側が作った言いがかりや、粉飾された開戦事由によって引き起こされているものが意外に多いのではないかと私は思うのだが、勝者は開戦前の粉飾やウソを隠し通すことで「正義」を貫き、ウソは歴史の闇に葬られ、後世の人間がそれを知ることはない。
こうした歴史の常態からすると、アメリカのイラク戦争は、まるで異常である。ニジェールウラン契約書を開戦事由に使ってイラクに侵攻しようとするホワイトハウスのやり方に、CIAが反対したのは、契約書がすぐにニセモノと分かるものだったからだろう。もっと巧妙なニセモノ、巧妙なウソに基づいて戦争が行われるのなら、それは歴史の常態なのだから、CIAは反対しなかっただろう。
ニジェールウランを開戦事由とする件が、米政府の機密文書の段階で止まっていれば、後で誤魔化すことができ、まだ被害は少なかったはずだ。ホワイトハウスの高官たちも、文書はニセモノだと分かっていただろうから、当然そうすべきだった。
しかし実際には逆に、ニジェールウランの件は、わざわざブッシュ大統領の重要演説(年頭教書)の中にまで盛り込まれた。CIAのテネット長官は止めたが、ブッシュの演説文を書いたハドレイ大統領副補佐官は聞かなかった。ホワイトハウスの高官たちは、すぐにニセモノと分かる証拠に基づいた主張を、ブッシュの重要演説の中に盛り込むことで、後からウソがばれたときに被害が大きくなるように伏線を張ったかのようである。
ここから読みとれることは、ニジェールウランのニセの契約書は、ネオコンによってホワイトハウスに持ち込まれたが、ネオコンと対立していたはずの中道派も、ニセの契約書と知りながら、それを「アメリカを自滅させて世界を多極化する」という新中道派の戦略として使ったのではないか、という疑惑である。
しかし、こうした疑惑は、おそらく今後も表面化せず、歴史の闇にしまわれる可能性が高い。イラク戦争は「ネオコンが起こした失敗」として歴史に刻まれ「この失敗の結果、アメリカは衰退し、世界は自然に多極化した」というのが歴史の定説になるのかもしれない。中道派が戦争政策を乗っ取って世界の多極化のために使った、などとという話には、最後までならないだろう〜
http://tanakanews.com/f1101whitehouse.htm
田中宇氏の解説は、やや深読みの気もするけど、的確ではあるように思う。
まあ、私は「穏健派」「中道派」も色々画策はしているとは思うけど、それほど先が見えている訳じゃあなく、結果的に現在の状況が作られていっているんじゃあなかなろうかとも思うけれど。
ニジェールウランの契約書は、IAEA(国際原子力機関)も鑑定しているが、彼らは数時間の鑑定でニセモノと断定し「これがニセモノだと言うことは、素人がインターネットを使って調べれば分かることだ」と述べている。(関連記事)
古今東西の戦争の中には、最初から勝つと分かっている側が作った言いがかりや、粉飾された開戦事由によって引き起こされているものが意外に多いのではないかと私は思うのだが、勝者は開戦前の粉飾やウソを隠し通すことで「正義」を貫き、ウソは歴史の闇に葬られ、後世の人間がそれを知ることはない。
こうした歴史の常態からすると、アメリカのイラク戦争は、まるで異常である。ニジェールウラン契約書を開戦事由に使ってイラクに侵攻しようとするホワイトハウスのやり方に、CIAが反対したのは、契約書がすぐにニセモノと分かるものだったからだろう。もっと巧妙なニセモノ、巧妙なウソに基づいて戦争が行われるのなら、それは歴史の常態なのだから、CIAは反対しなかっただろう。
ニジェールウランを開戦事由とする件が、米政府の機密文書の段階で止まっていれば、後で誤魔化すことができ、まだ被害は少なかったはずだ。ホワイトハウスの高官たちも、文書はニセモノだと分かっていただろうから、当然そうすべきだった。
しかし実際には逆に、ニジェールウランの件は、わざわざブッシュ大統領の重要演説(年頭教書)の中にまで盛り込まれた。CIAのテネット長官は止めたが、ブッシュの演説文を書いたハドレイ大統領副補佐官は聞かなかった。ホワイトハウスの高官たちは、すぐにニセモノと分かる証拠に基づいた主張を、ブッシュの重要演説の中に盛り込むことで、後からウソがばれたときに被害が大きくなるように伏線を張ったかのようである。
ここから読みとれることは、ニジェールウランのニセの契約書は、ネオコンによってホワイトハウスに持ち込まれたが、ネオコンと対立していたはずの中道派も、ニセの契約書と知りながら、それを「アメリカを自滅させて世界を多極化する」という新中道派の戦略として使ったのではないか、という疑惑である。
しかし、こうした疑惑は、おそらく今後も表面化せず、歴史の闇にしまわれる可能性が高い。イラク戦争は「ネオコンが起こした失敗」として歴史に刻まれ「この失敗の結果、アメリカは衰退し、世界は自然に多極化した」というのが歴史の定説になるのかもしれない。中道派が戦争政策を乗っ取って世界の多極化のために使った、などとという話には、最後までならないだろう〜
http://tanakanews.com/f1101whitehouse.htm
田中宇氏の解説は、やや深読みの気もするけど、的確ではあるように思う。
まあ、私は「穏健派」「中道派」も色々画策はしているとは思うけど、それほど先が見えている訳じゃあなく、結果的に現在の状況が作られていっているんじゃあなかなろうかとも思うけれど。
これは メッセージ 84377 (zakgokzugok0081 さん)への返信です.
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