対イラク武力行使

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スピカさんへ:住民の望みもしない保安官

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/10/12 23:52 投稿番号: [82614 / 118550]
  日本のイスラム世界研究は、歴史的にも、
凄い人達が何人もいると思います。
酒井啓子女史は、その内、『若手』?の旗手ですね。

  イスラームは、利子すら否定し、
収入の内、喜捨(ザカート)を義務とし、
弱者に施すという平等を根本的な価値基軸にしています。

そもそも資本主義経済の仕組みと相容れない要素も濃厚です。

ましてや、勝ち組と負け組との格差拡大を必然的に結果する
新自由主義とは、水と油ですね。

  ブッシュ政権の余りにも浅薄なイスラーム理解が、
現在の悲劇を生み出している、一つの本質的な要因であることは
間違いのないことだと確信しています。

その揺るぎない確信をもたらす基礎の一つに酒井啓子女史の著作があります。

米ソ二大陣営による世界の分割支配という構造の崩壊と
イスラーム復興、
この両者の内在的な関係。

ウンマ共同体創造は、何も原理主義過激派の専売特許ではありません。

  西欧近代民主主義だけが、普遍的価値だなどと傲慢にも
「西欧型民主主義」を施してやるという根本的な姿勢こそが、
根底的に間違っているのです。

  しかも、イスラームにも伝統的民主主義は存在してきたのです。
「協議」「相談」とも訳される「シューラー」という評議会も実在します。
欧米型の民主主義ではないからといって、それが民主主義ではないとするのは、
傲慢そのものです。


「『真昼の決闘』でゲイリー・クーパーが扮した保安官としてみているのだ。
  住民を守るのが保安官の役割だ。住民がそれを望んでいようがいまいが」
(「ネオコンの論理」ロバート・ケーガン)


  まさに、スンニ派地域への『掃討作戦』は、
「住民を守るのが保安官の役割だ。住民がそれを望んでいようがいまいが」
という傲慢そのものの論理に則っている。

  こんな傲慢な暴虐の限りを尽くせば、
必ずやその報いを受けないわけにはいかない。
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