「戦争学」概論1
投稿者: battamama 投稿日時: 2005/10/04 20:09 投稿番号: [81645 / 118550]
このトピでは改憲派と護憲派が喧喧諤諤していますが、緊迫した国際情勢の中、それぞれの国が一部一触即発の危機感を孕んだ状態で、何とか均衡を保っている今。そこに国際テロ組織といった、流動的な見えない敵が存在する。そんな中にあって、「平和憲法」を死守するも、あるいは軍隊を持ち軍事力を強化するも、いずれも絶対的平和の道具にはなり得ない。
というわけで、ここで黒野耐氏の『「戦争学」概論』(講談社現代新書)をご紹介しましょう。、「敵を知って己をしれば、百戦危うからず」と言うとおり、戦争(敵)を引き起こさないためには、「戦争」とは何かを深く研究する必要がある。
私もたった今ネット注文したところ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
黒野 耐
1944年愛知県生まれ。防衛大学校機械工学科卒業後、陸上自衛隊入隊。陸上幕僚監部調査部部員、第二特科群長などを経て99年、陸将補で退官。教官として防衛庁戦術研究所に入所、戦史第二部監察官となる。2004年から武蔵野学院大学の講師をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
★著者からのコメント
日本では、先の戦争で軍部が独走して日本を悲惨な戦争に引き込んだため、戦争は軍隊が起こすという概念が出来上がったように思われます。
しかし、世界の近現代の戦争を見ていきますと、政治指導者の野望や判断の誤りなどから、戦争を起こしているのがほとんどです。クラウゼヴィッツが『戦争論』において、戦争を「政治とは異なる手段をもってする政治の継続」と喝破しましたように、政治指導者が非軍事的手段による問題解決に行き詰まって最後の手段として戦争に訴えるわけですから、政治家が戦争を起こす、と言うのも当然でもあるのです。
自衛隊のイラク派遣をめぐる国会での議論などを見ますと、政治家があまりにも戦争や軍事について不見識であることを知り、慄然とするのです。こうした原因は、先の戦争の反省から、日本では戦争とか軍事を勉強するから戦争を起こすという風潮が定着し、大学でもこれらを学ぶことを追放した訳ですから、政治家といえども戦争についてまともに勉強する機会がなかったのです。
しかし、戦争を避けるためには、よく戦争を学び、よく知ることが必要なことは自然の理です。民主主義国の日本では、政治家を選び、監視するのも国民です。したがって、国民も戦争を避けたいなら、なおさら戦争を学ぶべきなのです。
こうした問題意識から、近現代の戦争の大要を1地政学的視座、2時代の変化とともに姿を変える戦争とその中心となった思想、3戦争と政治、戦争における政治と軍事の関係、という三つの視点から考えてみたのが本書です。
戦争や軍事は、細かい専門的事項をのぞけば難しいものではありません。毛嫌いせずに、是非とも学んで頂きたいのです。そうした意味から、本書をご一読いただければ幸いであります。
(続く)
というわけで、ここで黒野耐氏の『「戦争学」概論』(講談社現代新書)をご紹介しましょう。、「敵を知って己をしれば、百戦危うからず」と言うとおり、戦争(敵)を引き起こさないためには、「戦争」とは何かを深く研究する必要がある。
私もたった今ネット注文したところ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
黒野 耐
1944年愛知県生まれ。防衛大学校機械工学科卒業後、陸上自衛隊入隊。陸上幕僚監部調査部部員、第二特科群長などを経て99年、陸将補で退官。教官として防衛庁戦術研究所に入所、戦史第二部監察官となる。2004年から武蔵野学院大学の講師をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
★著者からのコメント
日本では、先の戦争で軍部が独走して日本を悲惨な戦争に引き込んだため、戦争は軍隊が起こすという概念が出来上がったように思われます。
しかし、世界の近現代の戦争を見ていきますと、政治指導者の野望や判断の誤りなどから、戦争を起こしているのがほとんどです。クラウゼヴィッツが『戦争論』において、戦争を「政治とは異なる手段をもってする政治の継続」と喝破しましたように、政治指導者が非軍事的手段による問題解決に行き詰まって最後の手段として戦争に訴えるわけですから、政治家が戦争を起こす、と言うのも当然でもあるのです。
自衛隊のイラク派遣をめぐる国会での議論などを見ますと、政治家があまりにも戦争や軍事について不見識であることを知り、慄然とするのです。こうした原因は、先の戦争の反省から、日本では戦争とか軍事を勉強するから戦争を起こすという風潮が定着し、大学でもこれらを学ぶことを追放した訳ですから、政治家といえども戦争についてまともに勉強する機会がなかったのです。
しかし、戦争を避けるためには、よく戦争を学び、よく知ることが必要なことは自然の理です。民主主義国の日本では、政治家を選び、監視するのも国民です。したがって、国民も戦争を避けたいなら、なおさら戦争を学ぶべきなのです。
こうした問題意識から、近現代の戦争の大要を1地政学的視座、2時代の変化とともに姿を変える戦争とその中心となった思想、3戦争と政治、戦争における政治と軍事の関係、という三つの視点から考えてみたのが本書です。
戦争や軍事は、細かい専門的事項をのぞけば難しいものではありません。毛嫌いせずに、是非とも学んで頂きたいのです。そうした意味から、本書をご一読いただければ幸いであります。
(続く)
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