「クルド、イラク、窮屈な日々」渡辺悟①
投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/09/23 09:44 投稿番号: [80807 / 118550]
「イラク戦争中の前線で、クルド人兵士に言われた言葉を思い出す。
『戦争に賛成してくれて、ありがとう』
アメリカと協調してフセイン政権と対峙していたクルドにとって、
イラク戦争をいち早く支持した日本は味方だった」
筆者がインタビューしたクルドの若者達は、ほとんどが開戦賛成だった。
フセインを倒すにはそれ以外考えられないと。
イラン国境にアルカイダ系と言われる原理主義過激派の
アンサール・イスラムの軍事キャンプが九か所あり、
PUKの部隊と対峙していた。
イランの支援がなければ存続し得ないことは明らかだと思う。
アンサール・イスラムは、ムスリム同胞団のメンバーが中心となり、
87年にIMK(クルド・イスラム運動)が生まれ、そこから派生した。
地元住民のイスラム教徒に一定の支持を得ている。
2002年、筆者はその最前線を取材した。
「アンサール・イスラムを介して、アルカイダとイラク政府はつながっている」
と、PUKのスパイは語った。
アンサール・イスラムは、米軍による空爆とクルドによる軍事侵攻により、
壊滅的被害を被り、現在では、アンサール・スンナを派生させている。
80年代、フセイン政権によるクルド弾圧は熾烈を極めた。
ヒューマン・ライツ・ウォッチの調査では、連行されたクルド人男性は5万人、
10万人の可能性もある。
ハラブジャの化学兵器攻撃では3200〜5000人が死亡したと報告している。
大国や隣国はその時々の都合でクルドを利用した。
クルド側もそれを利用した。お互い様ではある。
KDP支配地域での若者へのインタビューでは、
若者達はKDP批判をする者がほとんどだった。
「インターネットも、携帯電話も、衛星放送も自由ですよね」
「本当の民主主義ではないことが、あなたにはわかるでしょう」
部族社会の慣習が根深く、コネがなければ良い仕事を得られない。
これは メッセージ 80799 (imonoyamashotengai さん)への返信です.
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