イラクにおける反占領と占領容認
投稿者: masajuly2001 投稿日時: 2005/09/17 17:54 投稿番号: [80392 / 118550]
今回の衆院選で小泉くんがやったような論点というか、視点ずらしというのは、人の見方を曇らせる手っ取り早い方法だ。小泉くんの場合は、「財政改革」あるいは「構造改革」を「郵政民営化」と言い替えたわけだ。ちょっと資料を読めば、とんでもないインチキってのはすぐに見破れるのだけれど、可哀相なことに、世の中、日々欲求不満がたまっちゃって、ちょっと資料を読むことさえできない人がいるわけ。仕方ないよなあ、これが現実ってもんで。でも、これだけ欲求不満組が多いってことは、犯罪の多発と相まって、かなりやばい兆候ってなことになる。
小泉くんのやったようなインチキは、イラクに関するマスコミの記事にも頻繁に出てくる。例えば最近の爆破事件との関係で、スンニ派とシーア派間の争いとか。しかし、いろんな記事を少し読んでいくと、根底は反占領と占領容認の対立であることが理解できる。シーア派全面攻撃を叫んでいるザルカウィのアルカイダ系は、スンニ派というより、かなり過激なワハビ派だ。実際、ザルカウィのシーア派攻撃の呼びかけに対して、現地スンニ派はほぼ否定する発言をしている。また、シーア派では、例えばサドル・グループは反占領だし、最高権威のシスターニ師は次のように発言している。
"If half of Iraq's Shiites were killed, it would not lead to a sectarian war." (イラクのシーア派の半数が殺されても、宗派間戦争になることはない。)
この発言を素直に受け止めると、何だかんだといって、シスターニ師はスンニ派を排除した場合、イラクがどうなるかをよく見通していると思える。となると、スンニ派とシーア派とかの分断を煽っているのは、誰かという疑問が湧いてくる。今年の選挙直前の調査ではシーア派の大多数は反占領だったし、サドル師やシスターニ師の発言を踏まえると、シーア派とされている現在のイラク政府の閣僚や議員は本当に現地シーア派を代表しているのか疑問が湧いてくるのだ。そして、治安が安定すればということを撤退条件に挙げている米国に対して、ザルカウィのグループは宗派間の対立を煽り、治安を安定させないと見える方向に動いている。当然、腹の底では、ブッシュくんのお仲間たちは、イラクの人たちの望む形では治安が安定して欲しくないと思っているだろう。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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