対イラク武力行使

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>国家に対する見方

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/09/13 18:20 投稿番号: [80168 / 118550]
>世界中で国家に対する見方に大変動が起きているに過ぎない。

  ほぼ同意です。従来の「国民国家」に於いて、国民間の利益調整と市民的権利の保護という、国家本来の目的を見失い、政治家や官僚が私腹を肥やすことに熱中した結果、国民は政治不信に陥り、政府を無駄な存在と看做すようになったのではないでしょうか?   これは「権力は腐敗する」の諺どおりですね。

  そこへ「国家による国民間の利益調整や、市民的権利の保護は不要。自由競争と市場原理に任せておけば全て上手くいく」とする新自由主義、市場原理主義が台頭しました。そして「国家は資本の自由な利潤追求活動を妨げてはならない」という、単純で分りやすく、かつ乱暴で無責任な「将来ビジョン」が生まれ、それが政治に失望し、ポピュリズムに染まっていた大衆の、熱狂的支持を受けたんだろうと思います。   小泉さんの「丸投げ」体質が国民に浸透したってことですね。

  しかし、新自由主義が唱える「グローバルなジャングル資本主義」は、国民国家が理想とした「社会民主主義」にこそ勝利しましたが、第三世界を中心とする「保護主義」からは強い抵抗を受け、立ち往生しています。そこで、ジャングル資本主義の王者である国際金融資本は、米国内に根強く残る帝国主義を利用し、この抵抗をなんとか封じ込めようと考えたのです。

  このように、グローバリズムに対する国民国家主義、市場原理主義に対する保護主義…という視点を持てば、イラク戦争と日本の郵政民営化問題、今回の自民圧勝選挙が関連性のある出来事だと理解できます。

  国民国家的な社会民主主義では、国家権力の腐敗を阻止できません…しかし、国家の規制を排したジャングル資本主義が市民的権利を根こそぎ奪うことは、すでに16世紀、ヨーロッパ列強による植民地経営の歴史が証明しています。ちなみに共産主義は、国家が資本を独占する「超権力」であり、そこに於ける市民的権利は、資本でもあり国家でもある政府が、やはり根こそぎ奪ってしまいます。

  結局のところ市民は、国家も資本もコントロールできないのだとすれば、「民主主義国家」という幻想は捨て去り、「見えざる神の手」に期待する無責任も辞め、グローバルな「市民社会」の成立にこそ希望を持つべきだろうと考えています。そして、それを実現する力は軍事力でもなく、金融資産の蓄積でもなく、唯一、知的資産の蓄積であると思うのです。

  巨大な国際金融資本に寡占支配された国家(米英日)は帝国化し、これに対抗する国民国家は独裁化します。そこで私たちは寡占資本と独裁政権の両方と戦わなければならない局面に立たされるでしょう。戦いにはならなくとも抵抗は必要なのです。幸いにも、今世界では資本と国家の大戦争が始まろうとしています。私たちは、そのいずれにも加担せず、この戦争が奪うであろう知的資産を守り抜くことで、市民的権利と生活そのものを防衛すべだと考えます。
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