日本を引き合いにイラク派兵を正当化
投稿者: nemuronosannma 投稿日時: 2005/09/01 11:16 投稿番号: [78830 / 118550]
ブッシュ大統領は未だにイラクの状況を、日本の占領等とダブらせて、その正当性を説こうとしているようだが、些か無理がある
http://www.asahi.com/international/update/0831/007.html明治維新は、「広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スベシ」と五箇条のご誓文にも有るように
一瞬「これは市民革命か?」と思わせる変革であった
しかし、その後に制定された憲法では天皇の大権を認め
政府も議会に対して責任を負わず、ただ天皇を補佐する機関となってしまった
それは結果として、「革命」ではなく単なる「王政復古」であり「大政奉還」に他ならなかったわけだ
その後は、「超然内閣」「桂・西園寺盥回し内閣」…
そして一時の政党政治を経て「軍部独裁」「翼賛政治」へと突き進んでしまうのだ…
では、日本人は民主主義など理解も出来ず、求めもしない民族であったのか?
進駐軍がやってきて初めて、自由や民主主義を知ったのか?
それはまったくの誤解である
明治期には「若き日の」徳富蘇峰や中江兆民などと言った「民友社」の人々
「普通選挙・男女同権・婦人参政権」を訴えた植木枝盛等々
「民主主義政治」を主張した思想家や団体は多く存在した
そして、その後の「大正デモクラシー」の時代でも
大日本帝国憲法や国権の最高機関とは言い難い帝国議会を持ちながらも、その時期
美濃部達吉や「若き日の」北一輝・吉野作造と言った優れた思想家を輩出した
明治以来、日本人の中には脈々と自由や民主主義に対する渇望が存在していた
それは、明治以降一貫して国民国家の枠組みの中で
地域や宗教の違いを払拭してきた中央集権国家の統治が幸いしたという一面も有るだろう
しかし、現在のイラクの情勢はどうか?
自由と民主主義、それが一定の普遍性を持っているのではないかと言う事は理解できるが
国や地域にはそのおかれている状況に大きな違いがある
国民国家と宗教国家や部族国家を優劣で片付けようとは思わないが
国民国家としての形が出来上がっていない国に対して
その「国の形」を規定する憲法の導入はとても難しい面がある
武力を背景に導入をせまる行為は新たな摩擦を呼ぶことになりかねない
それほどに「国の形」を作るという事は大変な作業であるという事を
彼の大統領も十分肝に銘じてほしいものである
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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