>つまり
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/08/06 06:59 投稿番号: [76591 / 118550]
>民主化によって膨大なオイルマネーの再配分を起こし、
>中東庶民に購買力を上げ市場を活性化させる。
>そのための民主化構想。
着眼点は良いと思うんですがねぇ…、結論が短絡しすぎていて滑稽な理論になっていますよ。米国経済にとって「還流オイルマネー」は「命の綱」なんです。それを「再配分」などしてしまうと、たちまち窒息です。
また、アラブ庶民に金を持たせ、自由に使わせたら、彼らはアメリカ製品を買うのではなく、ヨーロッパ製品やロシア、インド、日本、中国の製品を購入するでしょう。地理的条件から言っても、それらの工業国の方が米国よりも圧倒的に有利なのです。
石油などの資源や農・工業製品を、どこの国がどこから買うにしても、その代金が消費にあてられる割合を極力抑え、フローマネー化して米国ウォール街に還流させる…その金が、生産の活発な国に資本投下され、そこから生まれた利益は、またまた消費に回らず、フローして米国に還流し、米国民の消費をまかなう・・・これが、末期帝国=米国の生命線たる「収奪システム」です。中東を「米国系企業の市場」として独占確保するというならともかく、「自由市場化」などすれば、このシステムは崩壊してしまうでしょう。
フセイン政権のイラクが、石油代金を「ユーロ決済」にする決定を出したあと、イランがこれに続こうとし、サウジ・アラビアも同様の希望を表明したタイミングで、イラク侵攻が起きたことに注目すれば、米国の狙いが「石油・ドル本位制」ともいうべき「帝国型経済」の防衛であったことに気づかれるだろうと思います。
これは メッセージ 76581 (evangelical_knight さん)への返信です.
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