対イラク武力行使

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

No more 広島

投稿者: battamama 投稿日時: 2005/08/05 23:51 投稿番号: [76568 / 118550]
翌日、博士は被爆者二人と対面した。
二人は自らの体験した、悲惨な被爆体験を博士に語った。
内、一人の被爆者の、「キノコ雲の下で、市民が地獄絵さながらにのたうち回っている姿を想像したか」という質問に、
「いいえ。東京大空襲の写真は見たが、同じ事だ。短いだけで。誰かを非難したいなら、あんなことをした日本軍を非難すべきだ」と、博士は答えた。
全く悪びれた様子の見えない博士のコメントに、質問した女性は失望感でしばし言葉を失った。
傍らにいた男性の被爆者が質問した。
「原子爆弾というものは、今まで人類が作ったことのない大量虐殺破壊兵器なのです。これはアグニューさん自身、科学者としてよくご存じだと思うのです」
これに対し、アグニュー氏は答えた。
「全部、ひどいことです。当時私はピッチャーで、キャッチャーはエクリソンという男でした。彼は徴兵され、日本で戦死しました。何もかもが悲惨でした。銃弾で死のうと、爆弾で死のうと、原爆で死のうと死ぬときは死ぬんです。恐ろしいことです。お二人は生き残っただけ幸せですよ。死んだ人も大勢いるのですから。私達の側でも、あなた達の側でも。」
このコメントを聞いて、被爆者の女性はやや興奮気味に、アグニュー博士が被爆の悲惨さを理解していないこと、今生きながらえている人達も決して幸せではないことを訴えた。
そして、こんな悲惨さをもたらしたことに申し訳ないと思わないのかと聞くと、アグニューは手を横に振って、即座に「思いません」と答えた。彼は真珠湾攻撃で多くの友人を失った。それが彼にとって決定的だったのだと語り、きっぱりと「謝罪はしない」と言った。
我々は(標語の如く)言う、"remember Pearl Harbor"

男性被爆者は、核兵器による放射能の恐ろしさを語った。それは未だに、多くの人を(後遺症で)殺し続けているのだと。それに対して、アグニュー博士は、恐ろしい兵器の存在が、逆に大きな戦争を抑止する可能性があると答えた。
これは、問題のすり替えであり、詭弁である。だが、私は博士が原爆投下の謝罪をしない姿勢を批判はしない。それが彼の任務であったし、立場が違うのだ。規模は違えども、彼らも日本の攻撃に苦しんだ。むしろ、その彼に謝罪しろという方が情緒的に過ぎる。
これは、日本と韓国や中国の歴史問題と同じ次元の話である。
国や立場が異なれば、当然物事の受け止め方も見え方も異なる。1人1人の個人に罪はなくとも、国家単位で見れば戦争は喧嘩両成敗。双方が被害者であり、加害者である。
藤原帰一氏は、「正しい戦争はあるのか」という言葉を本のタイトルにしている。戦争を為す国家、あるいはテロリスト、そのいずれもが我こそは正しいと思って臨むのが戦争の実態ではないだろうか。
それが「ジハード(聖戦)」や、「十字軍」や「正義は勝つ」という言葉を生む。
戦争は、まさに盾と矛の戦いだ。

追悼慰霊碑に点される火は、世界中から核兵器が消えたときに消えると聞いて、博士は国際社会の現実を以下のように描写した。
「その前に、ガス欠になると思うよ。仕方がない。全て廃棄することは無理だ。誰かがズルをするからね。北朝鮮は不安定だから何をするか分からないよ。」

慰霊碑には『過ちは繰り返しませぬから』と書かれている。

この言葉を受けて、アグニュー氏は言った。
「私も、そう望むよ。アメリカも同じだ。ブッシュ大統領では不安定だけどね」
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)