>英米はイラクを侵略したかったのか?
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/08/04 13:09 投稿番号: [76494 / 118550]
>レーガン、パパブッシュ、クリントンがイラクを侵略したがって
>いたという形跡は全くありません。
米国の中東戦略史を少しひもとけば、カーター・ドクトリン以降、米国が中東への軍事介入をエスカレートさせてきた流れが見えてくると思います。現在の「中央軍」、当時の「緊急展開軍」が1980年以降、どのように編成、強化されていったか、一度振り返ってみてください。
地政学上の対立構造や世界経済の不均衡構造は、米国の政権交代程度で簡単に変化するものじゃありません。長期スパンで見れば、米国のイラク介入はフセイン政権のずっと以前、1953年の「王制復古クーデター」や1963年「イラク革命全国評議会クーデター」の頃から、連綿として続けられてきたものなのです。
突出した機械文明と軍事力を背景とし、世界の資源と流通、金融を独占してきた米英系多国籍企業および国際金融資本にとって、資源&民力が豊富なアラブやペルシャなど、中東〜西アジアの大国は「眠れる獅子」のような潜在的脅威です。1947年のイスラエル建国から、四次におよぶ中東戦争、1960年のOPEC結成、泥沼のパレスチナ紛争、アラブの首長諸国で続発する政情不安、イラン・イスラム革命からイ・イ戦争、さらには湾岸戦争からイラク戦争…これらを「獅子の目覚め」と「帝国勢力」による「100年戦争」の様々な極面であると捉えれば、ブッシュ氏もフセイン氏も単に役割を与えられた「プレイヤー」にすぎないということが理解できるでしょう。
湾岸戦争がイラクのクウェート侵略で始まったって? それは第一次世界大戦がオーストリア皇太子の暗殺で始まったって言うのと同じで「近視眼」的な歴史認識です。たしかに「きっかけ」はそれらの「事件」でしょうが、戦争の源流は、さらに上流を見なければ理解できません。
イ・イ戦争でも、米国は一方的にイラクへ肩入れしていたわけじゃありません。キッシンジャー国務長官(当時)の言葉を思い出してみましょう。「我々は、彼ら(イランとイラク)が互いに殺しあうことを希望している」でしたよね。
イランに2000基以上のミサイルを、陰で売却していた「イラン・コントラ事件」や、ジッダ会談を決裂に導いた「CIA・クウェート密約」等からも、米国がイラクを処分したがっていたとう本心が見えてきます。米軍を使った、大規模な軍事行動を起こすか否かは、政権担当政党など、時々の情勢によって変化しますが、大きな流れは「イラク侵略(もしくは弱体化)」であり「中東地域の自立阻止」だということです。そして、それらの画策が、一時的に成功することはあったとしても、WW2以降、一貫して流れ続ける「帝国勢力の衰退」という潮流は変えようがありません。
「WMD」とか「テロとの戦い」というスローガンが急速に、その魔力を失い、イラク戦争の法的正当性が「集中砲火」を浴びている現状に伴い、米英の「イラク統治」失敗〜撤退の動きは、そうした歴史の大局的潮流が、いよいよ
加速しつつある顕われであると思っています。
>いたという形跡は全くありません。
米国の中東戦略史を少しひもとけば、カーター・ドクトリン以降、米国が中東への軍事介入をエスカレートさせてきた流れが見えてくると思います。現在の「中央軍」、当時の「緊急展開軍」が1980年以降、どのように編成、強化されていったか、一度振り返ってみてください。
地政学上の対立構造や世界経済の不均衡構造は、米国の政権交代程度で簡単に変化するものじゃありません。長期スパンで見れば、米国のイラク介入はフセイン政権のずっと以前、1953年の「王制復古クーデター」や1963年「イラク革命全国評議会クーデター」の頃から、連綿として続けられてきたものなのです。
突出した機械文明と軍事力を背景とし、世界の資源と流通、金融を独占してきた米英系多国籍企業および国際金融資本にとって、資源&民力が豊富なアラブやペルシャなど、中東〜西アジアの大国は「眠れる獅子」のような潜在的脅威です。1947年のイスラエル建国から、四次におよぶ中東戦争、1960年のOPEC結成、泥沼のパレスチナ紛争、アラブの首長諸国で続発する政情不安、イラン・イスラム革命からイ・イ戦争、さらには湾岸戦争からイラク戦争…これらを「獅子の目覚め」と「帝国勢力」による「100年戦争」の様々な極面であると捉えれば、ブッシュ氏もフセイン氏も単に役割を与えられた「プレイヤー」にすぎないということが理解できるでしょう。
湾岸戦争がイラクのクウェート侵略で始まったって? それは第一次世界大戦がオーストリア皇太子の暗殺で始まったって言うのと同じで「近視眼」的な歴史認識です。たしかに「きっかけ」はそれらの「事件」でしょうが、戦争の源流は、さらに上流を見なければ理解できません。
イ・イ戦争でも、米国は一方的にイラクへ肩入れしていたわけじゃありません。キッシンジャー国務長官(当時)の言葉を思い出してみましょう。「我々は、彼ら(イランとイラク)が互いに殺しあうことを希望している」でしたよね。
イランに2000基以上のミサイルを、陰で売却していた「イラン・コントラ事件」や、ジッダ会談を決裂に導いた「CIA・クウェート密約」等からも、米国がイラクを処分したがっていたとう本心が見えてきます。米軍を使った、大規模な軍事行動を起こすか否かは、政権担当政党など、時々の情勢によって変化しますが、大きな流れは「イラク侵略(もしくは弱体化)」であり「中東地域の自立阻止」だということです。そして、それらの画策が、一時的に成功することはあったとしても、WW2以降、一貫して流れ続ける「帝国勢力の衰退」という潮流は変えようがありません。
「WMD」とか「テロとの戦い」というスローガンが急速に、その魔力を失い、イラク戦争の法的正当性が「集中砲火」を浴びている現状に伴い、米英の「イラク統治」失敗〜撤退の動きは、そうした歴史の大局的潮流が、いよいよ
加速しつつある顕われであると思っています。
これは メッセージ 76490 (oxnardnokakashi さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019567/bpa5a4a5ia5afipno9tbbh_1/76494.html