民主主義
投稿者: eldragon88 投稿日時: 2005/08/01 21:20 投稿番号: [76315 / 118550]
多様な価値観を、どう共存させていくのか。
それが民主主義の原理原則。
アメリカという国家の生い立ちからして、
民主主義が必要不可欠な装置だったと言える。
「多様性」というのは、実は「豊かさ」の定義でもある。
民主主義が「豊か」な社会を育む装置であることも、
アメリカの歴史がまた示すところ。
もちろん、民主主義は万能ではない。
その脆弱性を補うことが出来るのは、その社会を構成
する個人の資質や良識ということになるのかもしれない。
マルクス主義は人間の「欲望」に関して無頓着すぎた点で、
自己崩壊するしかない宿命を背負っていたとも言える。
日本人は、残念ながら民主主義の教育を受けてこなかった。
その最も重要であるべき「多様性の醸成」を国家が理解して
いなかったのが要因だろう。
「みんなと同じであろう」とすることを美徳としてきた。
出る杭は打たれ続け、長い物に巻かれる方が優位に生きれる
ことを、誰もが経験を通して学んで来た。
「連帯責任」などというバカげた無責任論が蔓延し、
世界で最も成功した「社会主義国家」だと皮肉られている。
そういうありふれた日本人の一人として、「自由」や「民主主義」
という意味でアメリカは眩しい国だったし、豊かな国だった。
しかし、その眩しさが光を失い、民主主義という装置もサビつき
始めている感がある。
「攻撃を受けているのはイラクではなく、合衆国憲法だ」
というのは、蓋し名言だ。
この名言の中に、対米批判の多くのニュアンスが含まれている。
まさに、民主主義の脆弱性が攻撃されたわけだ。
では、民主主義の脆弱性とは何か?
それは「有事体制」である。
有事においては、民主主義は阻害される。価値観が一元化され
「はみ出す」ことは許されなくなる。
それは、取りも直さず「反民主主義」に他ならない。
イラクの民主化を唱える前に、まず、アメリカの民主化が先だろう。
再び、眩しい国になって欲しいと望んでいるが、今は、一番行きたく
ない国になってしまった。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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