イランのハタミ師
投稿者: masajuly2001 投稿日時: 2005/07/29 18:58 投稿番号: [76062 / 118550]
今日は久し振りに権力、そして政治と宗教の関係を考える上でいいコラムに出会った。
中東のシーア派の実相
http://www.diplo.jp/articles05/0507-3.html一回読んだだけで、まだ全体像を理解できないのだけど、この中の次の文章はとても凄かった。まあ、無い物ねだりだろうけど、日本のどっかの政党の指導層も、これぐらいの洞察力というか思考の深さというか、そういうものがあったらいいのになあ、と思う。
「イラン大統領のモハンマド・ハタミ師は、2005年4月のパリ訪問の際に、自分の改革路線が失敗だったことを躊躇なく認め、「宗教そのもの、そして宗教と普通選挙の関係に新たに民主的な解釈を与えない限り、宗教権力というものは民主的な方向に改革され得るものではない」と明言した。「キリスト教およびキリスト教会の歴史」から得たというこの教訓は「宗教者が体制を支持し、公務員と化す方向に傾きがちなスンニ派イスラムの歴史に照らしても明らかである」。彼はさらに一抹の悔しさを滲ませながら、この経験から「簒奪によって樹立された政権に対する反発が強く、正義の理念を深く組み入れており、規律の埒外にいられるという幻想を抱いていたシーア派についても」まったく同じ結論に至ったとする。そして最終的に、超俗的な正統性を標榜するいかなる政治体制においても、政権を担う者たちの一部が「一連の伝統や特権に認められる(と彼らが言うところの)神聖さを守るという口実のもとに、あらゆる民主的な変化を妨げる力を持っている」ことを認めた。」
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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