双方が正義という矛盾
投稿者: battamama 投稿日時: 2005/07/26 23:58 投稿番号: [75960 / 118550]
戦争は、いずれもが「正義」であり、「善」であるという意識に基づいている。
それはとりもなおさず、自らを「正義」とするからには敵対相手を「悪」と見なす。
しかし、いずれもが正義と辞任するのだから、客観的には「正義と正義の戦い」という、まことに奇妙な戦いが繰り広げられる。双方が正義という矛盾があるからこそ、戦争は常に正当化され終わることを知らない。
果たして、「正義は勝つ」という、人類に植え付けられた勧善懲悪の法則に基づき、勝った側が「正義」の王冠を手にすることとなる。
決して敗者主催の裁判は無いのだから。実に奇妙な「正義」の定義である。
以下、マクナマラ元米国務長官の言。
「フォッグ・オブ・ウォー」=戦争は霧の中の存在だ。戦争は複雑で、全ての変化を読むことは人間にはできないという意味だ。我々の判断力や理解力には限界があり、不必要な死者を出す。
ウィルソンは「戦争をなくす戦い」と言った。
アメリカは最強だが、その力を一方的に他国に押しつけるべきではない。
それが分かっていれば、ベトナム介入もなかった。
※人は善を為さんとして悪を為す
モリソンは、クエーカー教徒で、戦争や殺し合いに反対だった。
ある日、彼はペンタゴンの私の執務室のすぐ下で焼身自殺をした。
彼は娘を抱えていた。誰かが「子供を放せ」と叫び、彼が放り投げたのえ娘は助かった。彼の妻が感動的な生命を発表した。
「私たちは殺し合いをやめなければなりません」
私も同感だ。今日ますますその思いを強くしている。
人は善を為すために、どれだけ悪を為すのか。
もちろん必要悪もあるだろう。
でも、その場合も最小限にとどめなければならない。
南北戦争のとき、アトランタ市長は北軍に、市を焼かないように懇願した。
でも、シャーマン将軍は、こう言って火を放った。
「戦争とは冷酷なものだ」
ルメイも同じ考えだった。彼は国を救うため最善を尽くそうとしたのだ。
そして、そのためなら人を殺すことを厭わなかった。
繊細な人間には、とても耐えられない考え方だ。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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