比喩の普遍性
投稿者: oxnardnokakashi 投稿日時: 2005/07/12 15:09 投稿番号: [74837 / 118550]
私はずっとおもってきたのだけどね、人間にはひとつの物事をみて、それを普遍化する能力が必要だ。これはひとつの木というものをみて、その後別の木をみても、これは全く別の物体だと思わず、以前にみた「木」と同様のものであるから、地面に根もはえれば、緑の葉もつける、と判断することができる。こういう行為を普遍化というのだ。
このトピにはこの「普遍」という言葉の意味が「みんなが同意すること」と思い込んでる人が多いね。私のような在外元日本人に日本語の意味を注意されるようじゃ、君たちもおしまだいだよ。
さて、比喩の普遍性とはなにかといえば、違う設定のなかで同じ状況を見いだし、それを別の設定でもあてはめることだ。いってみれば数学でいう応用問題だよ。ファンタジー小説が、エルフだとかドワーフだとかいうこの世の生き物でない登場人物を使っているからといって、それが現実社会にあてはまらないと決めつけるのは、比喩の普遍化ができない原始的な考えかただ。エルフやドワーフをアメリカ人、イラク人といった言葉に置き換えて御覧。そうすれば私のいわんとすることがわかるはず。
普遍という言葉の意味はね、一様にあることがあてはまるという意味であって、みんなの意見が一致すうという意味じゃない。正義が多数決で決まるなら、国民の大多数が少数民族を奴隷にすることに賛成したら、奴隷制度は正しいということになる。ヒットラーのナチスドイツでも国民の大多数はユダヤ人迫害に賛成だった。だがこの行為は正しかったのか?
普遍の正義とは誰にでも同じようにあてはまる正義なのだ。正義という言葉がいやなら、普遍の法といってもいいし、公平な裁きといってもいい。とにかく天は人の上に人をつくらず、人の下に人を作らずといった精神だよ。
今度こそこの話はこれで終わりにする。これで理解できない人たちにはなにを言っても無駄だからね。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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