米欧関係>エトさんわざわざすみません
投稿者: silverlining430 投稿日時: 2005/06/13 18:38 投稿番号: [73471 / 118550]
ヤフーですと2000文字までしか書けませんし、分割投稿するのも面倒くさい。また、意見を交換した仏国際戦略研究所の教授の発言のテープをおこしてあり、それも紹介したかったので、そういう意味でMSNに詳しく書こうかなって思っていたんです。
米国のEU拡大に対する路線変更についてのエトさんのご見解は概ね正しいです。
特に安全保障面で現在、ヨーロッパが進めている緊急展開部創設構想、欧州共同防衛構想、EUとして初の共通の外交・安全保障政策の在り方を示したソラナ構想などなど、「ヨーロッパの安全はヨーロッパ自身の手で守る」ための体制整備が進められている点はエトさんもご指摘の通りであり、これは米国の安全保障政策の転換と連動して起こっている動きでもあるわけです。
こうした米国の欧州に対する路線転換とヨーロッパの自主性への働き掛けは、実はライスが国務長官になる前の大統領補佐官の時代から見られたものでした。
特にライスが大統領補佐官時代の2000年秋に訪欧した際、
「ヨーロッパにおいて米軍が、子どもを安全に学校に通学させるためだけに使われたのでは意味がない」
――と発言したことが非常に象徴的で、つまり「米国にとっての優先課題は、もはやヨーロッパの安定、バルカンの安定ではない。それらはヨーロッパが自らやるべきことだ」ということが多分に含意された演説だったわけです。
さらにイラクで欧米関係に亀裂が入ったことで、イラクの復興過程で苦心した米国は、世界の安全保障管理は米国だけで手が回るものではないということを実感したということもあり、また、欧米関係の修復を狙うヨーロッパ諸国も、現在米国への歩み寄りを模索している最中で、いかにして米欧でsynergy作用を生み出せる関係を構築できるのかということが重要な課題として双方に認識され始めています。
そうした関係構築の前提として米国が訴えているのがヨーロッパの自主性であるということになっているようです。
これは メッセージ 73327 (GivingTree さん)への返信です.
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