対イラク武力行使

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>テロとレジスタンス

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/06/08 18:40 投稿番号: [73266 / 118550]
>現時点では
>テロは戦闘手段(の方法)
>レジスタンスは戦闘の目的と考えるべきでは無いかな?

  「ゲリラ」なら戦闘手段と定義されるでしょうが「テロ」は少し違うように思います。元来「テロ」は統治者が、服従しない市民に対し、脅迫して従わせるためにリンチや暗殺などの手段を用いて「恐怖」を与える政策、すなわち「恐怖政治」から発しています。「この支配者に逆らえば、何をされるか分ったもんじゃない…」という不安を植え込むわけですね。

  イスラム原理主義のテロはこれと逆で、市民に「この支配者に従えば、我々がお前達に危害を加えるぞ」と脅し、統治を失敗させようとする策略です。

  いずれも「戦闘」というより「政治」的な目的を持った暴力であると言えるでしょう。

  ちなみに「911」は、厳密に言うと「奇襲攻撃」であり、「テロ」とは若干異なるように思います。

>今、米軍が撤退すれば、イラクは第二のアフガンになり
>国際テロリストの拠点となるだろうね。

  今、アフガニスタンは「国際テロリストの拠点」になっているのですか?   「反米武装勢力」がゾロゾロ居る…というのなら分りますが、彼らは米国民や西側諸国の国民に対して「テロ」を仕掛けているのでしょうか?   自国の政府を認めず、武力で政府に対抗する人たちは、その国内に於いて「犯罪者」あるいは「反逆者」と言えますが、国際的には「交戦団体」であり、国際法上「無罪」ですから、これを「国際テロリスト」と呼ぶのは間違いです。

  今、アフガンが内乱状態に陥っているのは、カルザイ政権に求心力がないからです。そして、なぜ求心力がないのかと言えば、それは「傀儡政権」だからです。米国はイラクから米軍を撤退させたがっていますが、傀儡政権は残そうと苦心しています。しかし、傀儡政権を残すためには、どうしても米軍を撤退させるわけにいきません。つまり、ジレンマを抱えているのは米国の側であって、イラクではないのです。イラクは戦争の被害者であり、国土は疲弊し、産業は大きなダメージを受けています。その復興の道は長く険しいものですが、米軍の存在は復興の妨げにこそなれ、助けにはならないのですから、「米軍の撤退を望むか、国土の荒廃を望むか、二つに一つ」と言うようなジレンマはありません。

  また、米軍が撤退すれば、イラクにテロが蔓延すると主張する人も居ますが、それなら、今のイラクにテロはないんでしょうか?   米軍が居ても毎日のようにテロ事件が起きているのですから、「米軍が居なくなれば君たちはテロの恐怖に晒されるよ」なんて言っても説得力はありません。むしろ、武力攻撃の対象となっている米軍に早く出て行ってもらった方が、まだテロの収まる可能性は高いと考えるのが普通ではないでしょうか?

  もちろん、米軍が撤退すれば即座に紛争が収まるという保証はどこにもありません。しかし、米軍が居れば紛争は起こらないという保証もないのです。いや、現実に紛争が激化しているのは(傀儡政権を作ろうとした)米国の占領政策に元凶があるのではないでしょうか?   もっとも、それ以前に違法、不当な武力侵攻がイラクの国家基盤を根底から崩したことで、現在の混乱に至っているのは明白ですが、過ぎたことを今更言っても仕方ありません。要は同じ失敗をしないためには、米国頼りの米国任せじゃいけない…ってことなんです。

  国際社会は、米軍が出て行けば、イラク復興に手を貸すと言っています。表立って「米軍出て行け」とは言えませんが、今、イラク復興に手を貸すことは、侵略行為を容認し、国際秩序を崩壊に招くことになると分っているため、手を出せないのです。

  イラクから見ても国際社会から見ても、米軍が撤退したところで「これ以上、悪くはならない」という見通しが立っています。「残るべきか去るべきか?」…ハムレットの境地に立っているのは、唯一米国だけ(おっと日本もか…)なのです。
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