一銭5厘の旗・・花森安治
投稿者: rirabeat 投稿日時: 2005/03/13 00:18 投稿番号: [66936 / 118550]
【反米嫌日戦線】のページから↓
(しかしすごい名前だな笑)
★2005 年 01 月 24 日(月)
志あるもの
『一銭五厘の旗』 花森安治
『暮しの手帖』という婦人雑誌がある。たぶん、いま一番売れていない婦人雑誌のひとつかもしれない。
しかし、この雑誌はすごい雑誌だ。創刊は1948(昭和23)年9月20日。すでに57年間も続いている月刊誌(当初は季刊)だ。
そして広告は一切ない。それは、広告を載せることで、書きたいことが書けなくなることを嫌ったからだ。写真の寸法をミリ単位でレイアウトしていたので、不細工な広告に台無しにされたくなかったからだ。
商品テストで大事なことは、どこの『ヒモつき』にもならないことだ。それで、広告のない『暮しの手帖』は、日本初の商品テストを目玉記事とした雑誌となった。
それは1954(昭和29)年からずっと続いている!日本の家電が素晴らしいものとなったのは、『暮しの手帖』のおかげだ。
この雑誌の名物編集長が花森安治である。
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『見よぼくら 一銭五厘の旗』花森安治
戦争は もうすんだのだ/もう ぼくらの生きているあいだには戦争はないだろう‥‥あの数週間 あの数ヶ月 あの数年
/おまわりさんは にこにこして ぼくらを もしもし ちょっと といった
/あなたはね といった
/ぼくらは 主人で おまわりさんは 家来だった
/これからは‥‥ 文化国家になります と 総理大臣も にこにこ笑っていった
/‥‥ぼくらは主人で 大臣は 僕らの家来だった‥‥
もう《文化国家》などと たわけたことはいわなくなった
/そのかわり 高度成長とか GNPとか そんな言葉を やたらに まきちらしている
/物価が上がって 困ります といえば
/その代わり 賃金も上がっているではないかといい‥‥
/住宅で苦しんでいます といえば/愛し合っていたら 4畳半も天国だ といい‥‥
/自衛隊は どんどん大きくなっているみたいで 気になりますといえば
/自ら国を守る気概を持てという
/‥‥政治が悪いのか/社会が悪いのか/マスコミが悪いのか
/‥‥もしもそれだったら どんなに気がらくだろう/‥‥悪いのは あの チョンマゲの野郎だ
/あの野郎が ぼくの心に住んでいるのだ‥‥
さて ぼくらは もう一度
/倉庫や 物置や 机の引き出しの隅から
/おしまげられたり ねじれたりして
/錆びついている《民主主義》を 探しだしてきて 錆をおとし 部品を集め しっかり 組み立てる
/民主主義の《民》は 庶民の民だ
/ぼくらの暮らしを なによりも第一にするということだ
/ぼくらの暮らしと 企業の利益とが ぶつかったら 政府を倒す ということだ
/ぼくらの暮らしと 政府の考え方が ぶつかったら 政府を倒す ということだ
/それがほんとうの《民主主義》だ‥‥
今度は どんなことがあっても
/ぼくらは言う
/困ることを はっきり言う
/人間が 集まって暮らすための ぎりぎりの限界というものがある
/ぼくらは 最近それを越えてしまった
/それは テレビができた頃からか/新幹線が できた頃からか
/電車をやめて 歩道橋をつけた頃からか
/とにかく 限界をこえてしまった/ひとまず その限界まで戻ろう/戻らなければ 人間全体が おしまいだ
/企業よ そんなにゼニもうけて/どうしようというのだ
/なんのために 生きているのだ‥‥
花森安治がこれを書いたのが1970(昭和45)年10月のことである。
実は、花森は大政翼賛会で宣伝部に所属していた。「戦争は素晴らしく、国のために犠牲になることは大切なこと」だと国民に宣伝する仕事をしていた。
そのことを、週刊朝日の記者にこう答えている。
「ボクは、たしかに戦争犯罪をおかした。言い訳をさせてもらうなら、
【当時は何も知らなかった、だまされた。】
しかしそんなことで免罪されるとは思わない。
【これからは絶対だまされない。だまされない人たちをふやしていく。】
その決意と使命感に免じて、過去の罪はせめて執行猶予にしてもらっている、と思っている」(週刊朝日、1971年11月19日号)
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きのう、国営テレビで『憲法9条の改悪』について討論する番組があった。
・・・・
http://ch.kitaguni.tv/u/5028/%bb%d6%a4%a2%a4%eb%a4%e2%a4%ce/0000176046.html target=new>http:
(しかしすごい名前だな笑)
★2005 年 01 月 24 日(月)
志あるもの
『一銭五厘の旗』 花森安治
『暮しの手帖』という婦人雑誌がある。たぶん、いま一番売れていない婦人雑誌のひとつかもしれない。
しかし、この雑誌はすごい雑誌だ。創刊は1948(昭和23)年9月20日。すでに57年間も続いている月刊誌(当初は季刊)だ。
そして広告は一切ない。それは、広告を載せることで、書きたいことが書けなくなることを嫌ったからだ。写真の寸法をミリ単位でレイアウトしていたので、不細工な広告に台無しにされたくなかったからだ。
商品テストで大事なことは、どこの『ヒモつき』にもならないことだ。それで、広告のない『暮しの手帖』は、日本初の商品テストを目玉記事とした雑誌となった。
それは1954(昭和29)年からずっと続いている!日本の家電が素晴らしいものとなったのは、『暮しの手帖』のおかげだ。
この雑誌の名物編集長が花森安治である。
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『見よぼくら 一銭五厘の旗』花森安治
戦争は もうすんだのだ/もう ぼくらの生きているあいだには戦争はないだろう‥‥あの数週間 あの数ヶ月 あの数年
/おまわりさんは にこにこして ぼくらを もしもし ちょっと といった
/あなたはね といった
/ぼくらは 主人で おまわりさんは 家来だった
/これからは‥‥ 文化国家になります と 総理大臣も にこにこ笑っていった
/‥‥ぼくらは主人で 大臣は 僕らの家来だった‥‥
もう《文化国家》などと たわけたことはいわなくなった
/そのかわり 高度成長とか GNPとか そんな言葉を やたらに まきちらしている
/物価が上がって 困ります といえば
/その代わり 賃金も上がっているではないかといい‥‥
/住宅で苦しんでいます といえば/愛し合っていたら 4畳半も天国だ といい‥‥
/自衛隊は どんどん大きくなっているみたいで 気になりますといえば
/自ら国を守る気概を持てという
/‥‥政治が悪いのか/社会が悪いのか/マスコミが悪いのか
/‥‥もしもそれだったら どんなに気がらくだろう/‥‥悪いのは あの チョンマゲの野郎だ
/あの野郎が ぼくの心に住んでいるのだ‥‥
さて ぼくらは もう一度
/倉庫や 物置や 机の引き出しの隅から
/おしまげられたり ねじれたりして
/錆びついている《民主主義》を 探しだしてきて 錆をおとし 部品を集め しっかり 組み立てる
/民主主義の《民》は 庶民の民だ
/ぼくらの暮らしを なによりも第一にするということだ
/ぼくらの暮らしと 企業の利益とが ぶつかったら 政府を倒す ということだ
/ぼくらの暮らしと 政府の考え方が ぶつかったら 政府を倒す ということだ
/それがほんとうの《民主主義》だ‥‥
今度は どんなことがあっても
/ぼくらは言う
/困ることを はっきり言う
/人間が 集まって暮らすための ぎりぎりの限界というものがある
/ぼくらは 最近それを越えてしまった
/それは テレビができた頃からか/新幹線が できた頃からか
/電車をやめて 歩道橋をつけた頃からか
/とにかく 限界をこえてしまった/ひとまず その限界まで戻ろう/戻らなければ 人間全体が おしまいだ
/企業よ そんなにゼニもうけて/どうしようというのだ
/なんのために 生きているのだ‥‥
花森安治がこれを書いたのが1970(昭和45)年10月のことである。
実は、花森は大政翼賛会で宣伝部に所属していた。「戦争は素晴らしく、国のために犠牲になることは大切なこと」だと国民に宣伝する仕事をしていた。
そのことを、週刊朝日の記者にこう答えている。
「ボクは、たしかに戦争犯罪をおかした。言い訳をさせてもらうなら、
【当時は何も知らなかった、だまされた。】
しかしそんなことで免罪されるとは思わない。
【これからは絶対だまされない。だまされない人たちをふやしていく。】
その決意と使命感に免じて、過去の罪はせめて執行猶予にしてもらっている、と思っている」(週刊朝日、1971年11月19日号)
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きのう、国営テレビで『憲法9条の改悪』について討論する番組があった。
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http://ch.kitaguni.tv/u/5028/%bb%d6%a4%a2%a4%eb%a4%e2%a4%ce/0000176046.html target=new>http:
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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