対イラク武力行使

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イラク新政府の行方

投稿者: oxnardnokakashi 投稿日時: 2005/02/17 03:49 投稿番号: [64936 / 118550]
スピカさんや馬鹿ボンボンはどうでもいい細いことに気を取られて、全体像から話題をそらす傾向があるので、話がずれないうちにもう一度おさらいをしよう。先ず、反米派のいい分は

「イラクの先の選挙は一見アメリカの思惑どおりにいったようで、実はそうではない。なぜなら過半数(をとると思われていた)シーア派はイラン風の神権政府を望む反米思想を持っているからである」

というものだった。これに対して私は、
「統一イラク同盟はシスタニという政治不介入主義の教祖が指導者なので、穏健派のシスタニやシスタニのような人が精神的指導者でいるかぎり、イラクの新政府が神権政府になる可能性は薄い。」

と言っている。で、スピカさんがいつになくきちんと調べてくれたことで明かになった点は、

1)「イラクのシーア派は、その系統からしてイランのシーア派とは根本的に異なる。」
2)「大アヤトラのシスターニ師が政治不介入の立場」
3)シスタニは静寂主義のナジャフ流シーアである。

大事な点はフセインがどちらの宗派を弾圧したかということではなく、シスタニの立場はどんなものであり、彼のシーア派への影響がどのくらいのものなのかという点だ。それによって今後イラクの政府がシャリアをそのまま法律に適用するような神権政府になるのか、ただイスラム教の教えを基盤にした無宗教の政府になるのかが決まってくる。

しかし選挙の結果からシーア派の統一イラク同盟は期待していた60%の議席をとるどころか48%と過半数もとることができなかったから、実際に彼等が神権政府を望んでいたとしてもその実現は不可能になった。

また、最近のシスタニ師の言動をみていれば、彼がシーア派の聖教師の政治介入を支持していないことから言って、静寂主義を押し通すつもりであることがはっきりしている。

というわけだから、反米派がいうようなイラクの神権政府設立はまず不可能であるという私の説はまったく覆されていないのである。
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