アメリカの思惑・イラクの現実
投稿者: nemuronosannma 投稿日時: 2004/12/30 16:23 投稿番号: [60964 / 118550]
27日にスンニ派の有力政党イラク・イスラム党は、治安悪化を理由として正式に選挙ボイコットを宣言した。
選挙戦は、世俗的なアラウィ首相率いるイラク国民合意(INA)とクルド人組織の連合体と
イラク・イスラム革命最高評議会(SCIRI)とダアワ党などが参加した統一イラク同盟の2局化の様相を呈してきた
http://www.sankei.co.jp/news/morning/30int001.htmアメリカはアフガンでの成功?(結局軍閥色の強い軍事独裁政権が生まれただけの話の様だが…)に味をしめ
アラウィ派の勝利のために何が何でも1月の選挙を実施したいようだが
選挙戦は宗教色の強いSCIRIを中心とした勢力が強そうである
アメリカは、SCIRIを反フセインと言うことで、当初は親米派と見ていたようだが
事はそれほど、簡単な様では無い
元々SCIRIは、バドル軍団と言う組織された武装集団を傘下に治め
イランの強硬派とも気脈を通じたシーア派最強の宗教組織である
その思想背景は氾アラブ主義であり、イラン型のイスラム共和国の樹立を夢想していると言えよう
現在SCIRIは、シーア派・スンニ派そしてクルド勢力を含めた協力な中央集権組織を作ろうと考えるダアワ党と連合を組んでいる
選挙結果によっては、シーア派の反イラン勢力であるサドル師はもちろん、場合によっては選挙ボイコットを表明したスンニ派勢力をも取り込み
強力な氾アラブ民族主義国家を形成する可能性さえ有る
その国の形を作るのはもちろんその国の国民で有ろうが
アラブと言う土地がアメリカの思い描く国民国家の創造に馴染む土地柄で有るか否か
選挙さえ実施すればそれは実現できると思っているのなら大きな間違いかも知れない
選挙自体拙速だと思うが
もし実施されても、アメリカの思惑とイラクの現実の乖離を
アメリカは思い知る事になるのでは無いであろうか?
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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