IMAGINATION
投稿者: battamother 投稿日時: 2004/08/29 17:28 投稿番号: [52366 / 118550]
今日、街の本屋にちょっと立ち寄ったら、戦争本のフェアーで、特設コーナーができていました。何だか、これ・・・。
そこで1冊『生きている兵隊』(石川達三著)を買いました。
虐殺があったと言われる南京攻戦略を描いたルポルタージュ文学。4分の1ほど伏字削除されて、昭和13年『中央公論社』に発表されたが、即日発売禁止となる。戦後刊行された完全復元版と1字1句対照し、傍線をつけて伏せ字部分を明示した伏字復元版。
さて、昨夜からジョン・レノンの『イマジン』が話題になっていましたが、今日買ってきた『月刊 英語教本 The Latest NEWS in English』No.90 に『IMAGINATION』というタイトルで前書きがありました。
書いたのは北山節郎氏(NHKで英文原稿を扱う仕事をしている。専門は海外放送)
ちなみに、『茶色の朝』を知ったのも、彼のここでの前書きでした。
以下、茅ヶ崎方式『The Latest NEWS in English No.90』の前書きより。
アメリカという国は、いろいろと問題を抱え、政策には納得の行かないことがありますが、スゴイ国だと感じております。その一つは、失敗の原因の調査のためにあらゆる努力を傾け、教訓を得て前進する点です。
太平洋戦争が始まった時、パールハーバーが日本軍に攻撃され、アメリカは多大な損害を受けました。その直後、アメリカ議会は被害を受けた原因の調査を行い、膨大な報告書を作成しました。国会図書館にある報告書を私も参考にしたことがあります。NHKが開戦直前に放送した天気予報まで記録されています。
現代史の曲がり角となった9/11テロに関する独立委員会の報告書は、原点に立ち返り、テロ対策の欠陥を解明します。アルカイダとイラクとの密接な関係を否定しました。イラク戦争の『アメリカの大義』の虚妄が明らかになりました。
9/11から満2年、イラク戦争がまだ続いている中で、こうした調査が行われ、報告書が発表され、『深刻な制度上の欠陥』を暴きました。こういうことができるアメリカには感心します。
報告書はまた“We believe the 9/11 attacks revealed four kinds of failures:in imagination,policy,capabilities,and management”と述べています。
“imagination”という言葉が使われたことに驚きました。めまぐるしい現実の動きの中で、imagination を働かせる余裕を失っている私たちへの警鐘でしょう。imagination を働かせるために必要なのは何でしょうか。動かぬ事実に基づいて、冷静に判断する力でしょう。結果について『時』が判断を下します。常に結果の判定は時遅しです。その間にどれだけ多くの命が失われるか。そして悲劇は今も続いています。
アメリカの軍事行動に世界が、そしてアメリカ自体が振り回されています。日本はアメリカに追従するしかないのでしょうか。カギはアメリカの有権者が握っています。
今回の報告書は、これからの世界がどうあるべきか、どのようなimagination が人々に幸せをもたらすのかを世界の指導者に問いかけ、私たち一人一人に課題を投げかけています。
そこで1冊『生きている兵隊』(石川達三著)を買いました。
虐殺があったと言われる南京攻戦略を描いたルポルタージュ文学。4分の1ほど伏字削除されて、昭和13年『中央公論社』に発表されたが、即日発売禁止となる。戦後刊行された完全復元版と1字1句対照し、傍線をつけて伏せ字部分を明示した伏字復元版。
さて、昨夜からジョン・レノンの『イマジン』が話題になっていましたが、今日買ってきた『月刊 英語教本 The Latest NEWS in English』No.90 に『IMAGINATION』というタイトルで前書きがありました。
書いたのは北山節郎氏(NHKで英文原稿を扱う仕事をしている。専門は海外放送)
ちなみに、『茶色の朝』を知ったのも、彼のここでの前書きでした。
以下、茅ヶ崎方式『The Latest NEWS in English No.90』の前書きより。
アメリカという国は、いろいろと問題を抱え、政策には納得の行かないことがありますが、スゴイ国だと感じております。その一つは、失敗の原因の調査のためにあらゆる努力を傾け、教訓を得て前進する点です。
太平洋戦争が始まった時、パールハーバーが日本軍に攻撃され、アメリカは多大な損害を受けました。その直後、アメリカ議会は被害を受けた原因の調査を行い、膨大な報告書を作成しました。国会図書館にある報告書を私も参考にしたことがあります。NHKが開戦直前に放送した天気予報まで記録されています。
現代史の曲がり角となった9/11テロに関する独立委員会の報告書は、原点に立ち返り、テロ対策の欠陥を解明します。アルカイダとイラクとの密接な関係を否定しました。イラク戦争の『アメリカの大義』の虚妄が明らかになりました。
9/11から満2年、イラク戦争がまだ続いている中で、こうした調査が行われ、報告書が発表され、『深刻な制度上の欠陥』を暴きました。こういうことができるアメリカには感心します。
報告書はまた“We believe the 9/11 attacks revealed four kinds of failures:in imagination,policy,capabilities,and management”と述べています。
“imagination”という言葉が使われたことに驚きました。めまぐるしい現実の動きの中で、imagination を働かせる余裕を失っている私たちへの警鐘でしょう。imagination を働かせるために必要なのは何でしょうか。動かぬ事実に基づいて、冷静に判断する力でしょう。結果について『時』が判断を下します。常に結果の判定は時遅しです。その間にどれだけ多くの命が失われるか。そして悲劇は今も続いています。
アメリカの軍事行動に世界が、そしてアメリカ自体が振り回されています。日本はアメリカに追従するしかないのでしょうか。カギはアメリカの有権者が握っています。
今回の報告書は、これからの世界がどうあるべきか、どのようなimagination が人々に幸せをもたらすのかを世界の指導者に問いかけ、私たち一人一人に課題を投げかけています。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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