『さとうきび畑』聞きながら〜2
投稿者: syoumenkyousi 投稿日時: 2004/06/19 21:52 投稿番号: [44184 / 118550]
こういう事を言う人でも放射線の場合では、その説を信じて「その身体に良いこと」を自らすすんでやる人はいないと思う。それにその説のよりどころのになるはずの「生物学的防御システム」は証明されていない。
まあ結局自らの金儲けのために都合の良い情報を出しているに過ぎない。
(注:例えば酒が絶対駄目な人からみれば、「少量な酒は身体に良い」説など、どでもいい。アルコールによるストレスの方がはるかに多い。)
以下、ロバート・アーリック『トンデモ科学の見破りかた』(草思社)より―─
・・・というのも、この現象(筆者注:<生物学的防御システム>)が明白に存在することが示されていないかぎり、閾値説やホルミシス説の基盤を説明するメカニズムは限られた妥当性しかもたないと思われるからである。
低線量レベルにおける線量反応関数の性質の解明は、非常に重要な政策的意味合いから、試みる価値があると思われる。たとえば、核兵器工場や原子力発電所の廃棄物貯蔵庫から放射性廃棄物をきれいに除去するためには、きわめて多額の金を費やす必要があるだろう。しかし、もし低線量の放射線が無害である(あるいはもしかしたら有益でありさえする)ならば、廃棄物投棄の計画はそれほど手の込んだものである必要はないのだから、そうした金の大部分は無駄使いということになるだろう。
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『ボウリング・フォー・コロンバイン』でマイケル・ムーアと一緒に写っていた『アメリカは恐怖で踊る』の著者は、湾岸戦争症候群なども一緒くたにしていた。立派な意見にとんでもない主張も紛れ込ませ、実はそっちの方が目的なではないかと勘ぐるのも批判者には必要だ(笑)。まあ人は矛盾なく例外なくあらゆる事象を批判はできないから、そこまでうがって見なくても良いかもしれないが・・・(笑)。
ロバート・アーリックの意見は原子量産業推進の連中には有り難いことば。少なくとも新たなヒバクシャを止める力にはなり得ない。私が以前紹介した「放射線に閾値などない」のカール・モーガンとは違う位置にいる。
追記:ロバート・アーリック判定のトンデモ度0(そうであってもおかしくない)の説は「紫外線は体にいいことのほうが多い」と「石油・石炭・天然ガスは生物起源ではない」です。
これは メッセージ 44182 (syoumenkyousi さん)への返信です.
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