対イラク武力行使

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ウラン弾〜レオナルド・A・ディーツの論文

投稿者: syoumenkyousi 投稿日時: 2004/06/15 10:26 投稿番号: [43570 / 118550]
  真珠夫人が「原発奴隷」の件を紹介していましたが、現実を直視すると、原子力産業って、労働者を被曝させて使い捨てしない限り成立しない産業なのですね。その延長上に放射能のゴミを兵器にして世界中にばらまくという滅茶苦茶が進行中です。

  映画『k−19』では、放射能漏れ修理に決死に飛び込むことに恐怖で萎縮して結果的に拒否する兵士も出てきます。

チェルノブイリでも決死の兵士(?)がいたはずです。

  使い捨ての労働者、ウラン鉱山の労働者・・・、そして決死の事故処理。そういう労働者などが存在しない限り、原子力産業は成り立ちません。それを推進する強欲拝金主義者に人道を説いても無意味ですが、少なくとも市井の民が、それを支持するとはどういうことなのか?ちゃんと答えてもらいたい。

  あと、チェルノブイリでの死の灰が風に乗ってモスクワへ向かった。ソ連が取った方法はモスクワへそれが到達する前に雨を降らすこと。というわけで、モスクワ市民のために死の雨を浴びた住民がいるはずですが・・・・・


▼レオナルド・A・ディーツ
『劣化ウラン/弾湾岸戦争で何が行われたか』(日本評論社)より

「劣化ウランの散乱と湾岸戦争帰還兵等の汚染」』(pp.176-195)


・・・
  ウラン238はアルファ線とガンマ線を放出する。その子孫であるトリウム234とプロトアクチニウム234は、それぞれベータ線とガンマ線を放出する。アルファ線(粒子)は2つの電子のない高速ヘリウム原子であり、ベータ線は高速の電子、ガンマ線はX線のようなものである。

<製造後6カ月間は相当量の放射線を出す>


  上の分析から、劣化ウラン貫通体または戦車用劣化ウラン装甲の製造後、あるいは劣化ウラン破片が人の体内に入った後の6ヶ月間は、劣化ウランからベータ線とガンマ線が常に出て、相当量の被爆が生じるという結論に達した。実際には、劣化ウランのほとんどのガンマ線とベータ線のすべては、ウランからではなくウラン238の崩壊孫核種からくる。たった1mgの劣化ウランで、1年間に10億個以上のアルファ粒子とベータ粒子およびガンマ線を発生させる。

  ・・・
 

・・・アルファ線、ベータ線、ガンマ線は細胞や器官のうえに同じ生物学的効果を及ぼし、生体組織への放射線障害の多くは被曝時間で蓄積される。したがって、発ガンリスクと遺伝子損傷のアセスメントに際しては、ウラン238のアルファ線による継続的照射のみならず、トリウム234とプロトアクチニウム238(Pa−238)による高エネルギーのベータ線とガンマ線をも考慮しなければならない。

***

上記記述は「放射平衡」が分からないと意味不明ですが、放射平衡に達するまでに6ヶ月。PaやThの崩壊速度がU238並に低くなるのに六ヶ月ということです。

レオナルド・A・ディーツの論文はウラン・エアゾルの空中移動を科学的に説明し、「ストークスの法則」によって劣化ウラン粒子が空中を飛び、どのように遠距離(42km)までに到達するかも説明している。
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