>普遍
投稿者: grokworkdoll 投稿日時: 2004/06/12 14:11 投稿番号: [43036 / 118550]
ついでにもうひとつ。あくまでついで。
案山子などのいう「普遍の善悪」は、つまるところバイブルに依拠してるのだ。依拠せざるを得ないのだよ。「善と悪の戦い」という2元論、神話的主題は決して人類文明に普遍的に現れているものではない。善も悪もない、カオティックな世界観はギリシアをはじめ、アジア、北欧などむしろ人類文明の多数を占めている。一神教と善悪2元論的世界のほうが、割と最近の、少数派なのだよ。
ではそのバイブルではどうか、というと、サタンもまた天使の一役職名、つまり全なる神の前では善も悪も、人間には計り知れない神の意志を遂行するための相対的な働きでしかない、ということが書かれている。このへんで案山子のいう「イスラマファシスト」だの「悪」だのという扇動的なレッテルは底が見えてくる。
案山子のいう「普遍の善悪」はバイブルなど一宗教、神話に依拠しないのだ、もっと「普遍」のもんだ、というのなら話はどうどうめぐり。それを超えゆくという崇高な、あまりに崇高な笑理想を追求する、プロテスタントから生まれたフリーメーソンの思想「自由・平等.博愛」も、今だ実験中のアイデアに過ぎない。
さらにそんなでもなく、案山子自身の個人的、直感的な、疑いようのないIntuitionなのだ、といえば、それは普遍ではなく案山子自身の妄想だ。そして社会とは、各人の妄想としての「普遍」が織り成すモザイクパターンなのだということができる。殺人が悪なのも、アメリカがGOD BLESSEDなのも、等しく妄想であり、だからこそコンセンサスというものが重要なのだ。
「普遍的世界」と「合意された現実、コンセンサスリアリティ」を、意図的に混合し操作するのが、政治の本質であり、アメリカが長けている(と思い込んでいる笑)テクノロジーなのだよ。
これは メッセージ 43030 (grokworkdoll さん)への返信です.
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