対イラク武力行使

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>文化相対主義は学問だけに

投稿者: urbannet2 投稿日時: 2004/05/26 09:23 投稿番号: [41068 / 118550]
  文化人類学者の間で問題になっていると書いたのは、文化相対主義のことではなく
(文化相対主義は文化人類学ではお書きになっているように最初から大前提なので言うまでもない)
研究者がフィールドワークで異文化の地、ことに世間では未開文化といわれるような地域に滞在し研究すると、研究者が入ったこと自体が異文化への侵入になり、その地域の人々および文化に影響を与えて、文化を変容させてしまうおそれがある、ということだったのです。
  文化人類学ではフィールドワークは必須なので、研究にたちはだかる実際上の問題として避けて通れないのだ、とききました
(私は研究者ではないので伝聞です)

  イラク人がかりに女や子どもにも武器を持たせて戦う文化をもともと持っており、子ども(女はともかく)には武器を持たせず弱者として保護するべきだとする欧米文化を知ったことにより、女や子どもがいると攻撃してこないという欧米文化を利用(悪用)して、自分に有利になるようにはかっている、としても、そのこと自体は、文化相対主義で割りきってよいと私は思うんですね。

  イラク人の固有文化をどう考えるかはそれぞれ意見が違うでしょう。子どもを戦わせるなどとはとんでもない、という意見があってよいし、イラク人の文化なら容認するべきだという意見があってよいと思います。
  欧米文化の影響を受けた文化の人間(日本もそうですが)なら、後者であっても、子どもを戦わせることを好ましいとは思わないでしょう。
  女児割礼(女児性器切除)の場合と同じで、容認するべきだという意見の持ち主でも欧米文化の影響下にある人なら、とうてい好ましいとは考えないと思います。なお女児割礼は、男児の割礼とは全く違い非常に残酷な儀礼であり、健康上は悪影響のみで、子どもが死ぬ場合もあるので、男児割礼と同列に考えると間違います。

  要するに子どもの戦争参加にせよ女児割礼にせよ、容認するべきだとする人の多数派の考え方は、「強制的にやめさせることがよくないのであり、子どもに害があることを相手の文化の人々が考えて、自発的に廃止にもっていってくれればそれがベストだ」ということでしょう。相手が自発的に廃止してくれなければ仕方ないでしょうね。

  現実の問題として、イラクの子どもが武器をもって戦闘に加わり、しかも最前線の最前列に出ている場合、欧米軍はどうしたらよいかということだけが、討論するべきだと思います。
  もちろん物理的には攻撃できるけれど、大義として攻撃することは不可でしょうね。
  ではどうするべきかと。

  イラク軍とて正規軍は国際法を守っているのでしょうけれど、子どもが加わっているような組織は正規軍ではないので、国際法は適用されないのでは。
  それとも正規軍ではなくても、ゲリラ軍程度であれば戦争法が適用されますか?
  しかしこの事件がかりに結婚式を偽装したものであるのなら、なかにゲリラ軍がひそんでいたとしても、戦争法は適用されないのでは。
 
 
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