対イラク武力行使

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うーん…勇み足かな:カカシさん

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2004/05/19 16:47 投稿番号: [40322 / 118550]
イラクのWMDの開発能力がいかほどのものかについては、「脅威」であると認識しているのがエケウス氏。他の査察官もだいたいエケウス氏と似た考え方であることは確かなのですけどね…。

問題は、WMDの開発能力を有する独裁国家に対し、WMD開発の計画と意思の放棄を独裁者にいかにして迫るのかってことであり、ここでは武力行使が唯一の解決策ではないでしょうってことです。

ブリクス氏率いるUNMOVICの本当のお仕事は、実在する見込みがほとんどないWMDの実物探しをすることよりも、むしろフセイン政権のWMDの開発計画と意思の有無とその脅威についての程度をしっかり検証した上で、それらを放棄させることであるべきではなかったでしょうか?

ところが、特に米国からのUNMOVICに対する「実物探し要請」の圧力があまりにも強すぎたため、UNMOVICにはフセイン政権のWMDの開発計画や意思を調べ、対応策を練る時間がほとんどなかった。亡命イラク人の言葉を信じ過ぎていたからなのかどうかは知りませんが、はなから武力行使ありきだったということだったのでしょう。

さらに、フセイン政権も、査察に対し、のらりくらりと対応する。UNMOVICは、実績を挙げられる可能性が極めて低い「実物探し」に奔走させられ、案の定UNSCOMが出した報告を焼き回しした程度の調査結果しか出せずに終わった。で、UNMOVICに任せていても埒があかないとなる。

疑問なのは、明らかに国際法違反であるイラクへの武力行使を選択するよりも、UNMOVICの機能強化を、なぜ安保理加盟国は真剣に考えなかったのかってことです。

「所詮国連なんて…」という答えは政策論議ではないので無視します。UNMOVICが査察を行っている段階で、米国はもとより、フランスもどこの安保理構成国も、国連査察を有効に機能させるため具体案を出しませんでした。米国は完全に国連査察を軽視していた節がありますが。

ここで具体案が出ていれば・・・、と惜しまれるのです。
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