対イラク武力行使

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各国の兵役事情(すでに一人相撲ぎみ)

投稿者: from_east_coast_25 投稿日時: 2004/05/09 15:10 投稿番号: [39328 / 118550]
数年前の会社の研修中の話です。

一緒に研修を受けていたクラスの仲間とそこそこ馴染んできた頃のことですが、研修のあいまの日曜日にクラスを指導するトレーナーの家に招待され、裏庭でクレー射撃をさせてもらいました。内陸の少し乾燥した空気と、独特の黄色い山が見える田舎の風景でした。1メートル以上ある、ずっしり重いライフルと自家製の弾、それに円盤型の的とその発射台。それらを皆で準備し、ゲーム開始です。

メンバーは、フランス人、イタリア人、中国人、インドネシア人(以前話した)、それとトレーナーと私の6人。

一番鼻息を荒くしていたのは中国人です。2年の兵役があったそうですがライフルの扱いはお手のもの。英語力が一番乏しかった彼は座学での成績が最低だったこともあり、名誉挽回とばかりにやすやすと的を射てみせました。

フランス人の兵役は10ヶ月だそうですが、数発当ててみせ、そのあと飽きてしまったようです。

カナダ国籍のトレーナーは米陸軍の退役の方で、かなり年配とはいえ自分のライフルでもあるのだから百発百中。予め構えているのではなく、的が発射されてから構えて撃つ、という荒業も見せてくれました。

インドネシア人は謙虚にも的出し係りに徹していてくれました。

問題なのは私とイタリア人で、私はもちろん素人。イタリア人は博士過程に進んだことで兵役が免除された(といっても2週間教育を受けたそうだ)ので、こちらも素人同然。この2人がその日の喜劇の主人公に祭り上げられるのでした。

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まず、ライフルが怖くて持てない、弾が込められない、立ち方が判らない、そして当たらない。

”撃つのが早すぎるんだよ””あー、今度は遅すぎるんだ”

あるときは的が発射される前にトリガーを引いてしまい大爆笑。そこで、主にトレーナーとフランス人がイタリア人を、中国人とインドネシア人が私の面倒を見ることになったのです。

私も始めは遊び感覚だったのですが、10発、20発と撃っても一向に当たらないのが不思議でしょうがない。そして笑われる。私の体をベタベタ触りながら教える中国人。彼の英語がよく聞き取れず何を言っているのか判らない。ここぞとばかりに馬鹿にする中国人。それでも当たらない私。そして爆笑...


そのときです。

『カチーン!』

わたしの頭の片隅で音がしました。

”当てりゃいんでしょー、当てりゃあ。”

日本語のまま吐き捨てた私はなりふり構わずそれまでと逆の手でライフルを構え、試して見ると、これが見事に当たった。私は左利きなのだ。

そして慣れてくるに従って、なんと十中八九当たるようになってきた。

驚く中国人、あせるイタリア人。

”日本人をなめるなよーっ!!”   次から次へと当てるわたし。

と、そこまできて、ハッと我に返ると、”その辺にしといてくれよ”と言わんばかりのトレーナーの顔。この弾はすべて彼の手作りなのに、私は一人で軽く百発以上撃っていた...

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そのあと皆でバーへ行き遅くまで飲んだのですが、第二次大戦の話など、皆各国の代表者であるかのように興奮して話しました。もちろんそこでも負けませんでした。私の切り札は日本海軍ネタ。真珠湾やカミカゼです。パリを無血開城したフランス人や枢軸国の中で真っ先に降伏し逆に連合国入りしたイタリア人を根性がないと一蹴してやったのです。そして昼間のこともあり、付いたニックネームが”ミス・カミカゼ”...

日本兵の優秀さを世界に知らしめてやったかのような痛快な一日でした。
何にせよ、こうして一介の国粋主義者が誕生したのです...

おわり。
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