対イラク武力行使

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イラクの話〜私たちの加害責任 2

投稿者: syoumenkyousi 投稿日時: 2004/04/14 23:30 投稿番号: [36641 / 118550]
■・・・それから、私は歩いてペーター・ヴァン・ワルサムの事務所に行った。彼は、オランダの国連大使であり、制裁委員会委員長である。地球の反対側にいる2200万人の人々の生殺与奪権を握っているこの外交官の、まるで正反対の考えを同時に抱いているような、西洋のリベラルな政治家にありがちな態度は、印象的だった。一方で、彼は、イラクについて、まるでイラクの人々が皆、サダム・フセインであるかのように話をした。もう一方で、ほとんどのイラク人は犠牲者であり、独裁者の捕虜となっていると信じているようでもあった。

私は、サダム・フセインの犯罪で一般市民が罰を受けなくてはならない理由を尋ねた。「むずかしい問題です」。「制裁は、安保理が利用できる対処法の一つであることを知ってもらわなくてはなりません・・・そして、制裁は、ダメージを与えるものです。軍事的手段と同様です」。「誰を傷つけるのでしょうか」と私は訊いた。「むろん、それが問題です・・・けれども、軍事行動でも、必ず、付随的被害という問題は残ります」。「国民全員が付随的被害だというわけでしょうか。そう考えてよいですか」。「いえ、私が言っているのは、制裁も[似たような]影響を与えるということです。これについては、さらに調査しなくてはなりません」。

「どこに住んでいるか、どのような体制のもとに暮らしているかにかかわらず、あらゆる人には人権があるということを信じていますか」と私は訊いた。「もちろん」。「あなたが適用している制裁は、何百万人もの人々の人権を侵害しているのですが」。「イラク政権も非常に深刻な人権侵害を侵していることが記録されています」。

「それについては誰も疑っていません」と私は言った。「しかし、イラク政権が犯している人権侵害と、あなたの委員会が犯している人権侵害との原理的相違はどこにあるのでしょうか」。「ピルジャーさん、それはとても複雑な問題なのです」。

「これだけ多数の死者を引き起こしている制裁措置は、化学兵器と同じくらい致死的な「大量破壊兵器だ」と言う人々に対して何かご意見を下さい」。「それが公平な比較だとは思いません」。「50万人の子供たちが死亡するというのは、大量破壊ではないのでしょうか」。「それが公平な質問だとは思いません。私たちは、隣国を侵略し、大量破壊兵器を所有している政府が引き起こした状況について話をしているのです」。

「では、パレスチナを占領し、ほとんど毎日のようにレバノンを攻撃しているイスラエルに制裁措置が適用されないのはどうしてでしょうか。300万人のクルド人を家から追放し、3万人のクルド人の死を引き起こしたトルコ政府に制裁措置が適用されないのはなぜでしょうか」。「好ましくない行為を行う国はたくさんあります。どこにでも出かけるわけにはいきません。繰り返しますが、事情は複雑なのです」。「あなたのイラク制裁委員会に、米国はどのくらいの権限を有しているのでしょうか」。「私たちの委員会は、同意に基づいて活動します」。「アメリカが反対したら、どうなるのですか」。「何もしないことになります」。
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