対イラク武力行使

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「フルメタル・ジャケット」 ご参考までに

投稿者: messiah2101 投稿日時: 2004/02/29 17:08 投稿番号: [33108 / 118550]
ある個人の映画評の一つですがご紹介。

「フルメタル・ジャケット」 1987年   英
監督/スタンリー・キューブリック 評価/★★★ カテゴリー/   戦争
出演/マシュー・マコノヒー、アダム・ボールドウィン、リー・アーミィ、ドリアン・ヘアウッド、アーリス・ハワード
受賞/
スタンリー・キューブリックによる皮肉たっぷりのベトナム戦争記。一人の生還戦士が述懐する形式を取る。
タイトルは「完全被甲弾」とまり、機関銃の殺戮用弾丸のこと。
徹底的に人格を破壊する海兵隊の訓練。そこを狂気の一歩手前でくぐりぬけた者たちが海兵隊員として戦地に送り込まれる。この訓練期間の描写が実にいい。教官の無意味な号令や罵倒はどこかコミカルではあるが、訓練生たちの変貌ぶりを目の当たりにし、それがあながち無意味でもないことに気付かされる。これを取りたてて説明もなしに表現するあたりがなかなかの手腕。それでいて、批判と皮肉の精神に満ちている。
戦場はまた無意味な修羅場だ。死の瞬間を次々と追って行く展開に、隊員たちの「次は俺か?」の心理が交錯する。死の多くが即死でないというところも生々しい。何発もの銃弾を受けてはもんどり打ち、受けてはもんどり打ち、確実に死に至る犠牲者たち。そして、少女戦士を絶命させるシーンで終わる後味の悪さ。まるで、共産主義国家で反政府監督が撮った映画のような物言わぬ雄弁さだ。

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